ブロック大レベルの問題傾向分析&攻略プリント


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2017年 新潟大学の全体概況

新潟大学

新潟大について,センター試験と個別試験の配点をみてみると,人文学部や経済学部などでは,センター試験の配点よりも個別試験の配点が高い。センター試験の配点の割合が高い学部においても,個別試験の配点も高く,個別試験での逆転は十分に考えられる。センター試験でしっかり点を取ることを目指すとともに,個別試験に向けてもしっかり準備してほしい。


2017年 新潟大学の英語

英語:日本語と英語の記述力・表現力を養っておこう!


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傾向

2017年度は2016年度に引き続き3大問構成で,長文読解2題,英作文1題が出題され,解答時間は90分であった。解答形式は例年通り1から3まですべて記述形式で,前年同様,1で2問,英語の質問に英語で解答する英問英答形式の問題が出題された。教育学部学校教員養成課程教科教育コース英語教育専修受験者は上記問題に加えて,リスニング1題を解く必要があり,解答時間も全部で100分になる。


  • 読解問題では,英文和訳問題と内容説明問題が出題されている。解答はすべて記述形式なので,要点を漏らさずに解答をまとめる力が必要である。また,新しい傾向として,2016年度から英問英答形式の出題もされている。このような形式の出題に不慣れな受験生が多いため,演習を重ね,対策をしておきたい。
  • 和文英訳では,2015年度から英文中の日本文を英語に訳す問題が出題されている。前後の内容をよく読んで,文脈に合った表現を用いて英語にすることが求められる。自由英作文は,メールの内容を読み,ある人物になりきって,80語程度の英語でアドバイスのメールを返信する形式の問題が出題された。2016年度はエッセイを読んで自分の意見を英語で書く形式だったが,2017年度は2015年度に出題された形式に戻った。どのような内容・形式の出題がされても自分の意見を論理的に英語で表現できる力をつけておきたい。

攻略ポイント

長文読解

必要な情報を素早く読み取り,まとめよう!
→読解問題は標準的な難易度で,解答の該当箇所も比較的つかみやすい。2大問を通して,内容説明や英文和訳といった記述式の問題が出題されている。
→内容説明問題では,設問ごとに,問題文をよく読み,解答の該当箇所を素早く見つけて,答えることがポイントである。必要な情報を制限字数内にまとめることができるよう,演習を積んでおこう。
→英文和訳は,文構造を把握し,省略されている内容を補うなど,文意に沿って訳出する力が必要である。直訳しただけでは不自然な日本語になってしまう場合もあるので,自然な日本語になるように表現の工夫ができるようにしておく必要がある。
→英問英答形式の内容説明問題では,設問文を正しく理解し,本文中の解答に該当する箇所を素早く見つけて,答えることがポイントである。必要な情報を漏らさずにミスなく英文をまとめることができるよう,演習を積んでおこう。

英作文

文法・語法のミスに注意して英文を書こう!
→和文英訳では,日本文の部分だけ見て訳してしまいがちだが,英文の中にヒントとなる言葉もあるので,前後の文脈も必ず確認しよう。
→何が主語になるかを見極め,述語を明確にしたうえで構文を組み立てる力が求められる。自分が知っている表現を使って,ミスのないよう英語になおそう。
→自由英作文では出題の意図を正しく理解し,読み手を意識したわかりやすい英文を書くことができるかがポイントである。意見の根拠が明確で,首尾一貫した内容の英文を書くことができるように演習をしよう。
→基本的な表現で書き,文法・語法のミスのない英文を書けるよう練習を積んでおきたい。

大学過去問からのおすすめ問題

2017年度  1
(理由)
読解問題で頻出の内容説明問題と英文和訳問題のほか,2015年度から出題された英問英答形式の問題が出題されているので, 新潟大学の読解問題で出題される問題のパターンをひと通り練習することができる。特に,内容説明問題ではまとまった量の記 述が求められる。このように記述量が多い問題で対策をし,筋道の通った解答を書くことができるようにしよう。英文和訳問題を解 く際には,文脈を把握し,文意に沿って訳出する力が必要となってくる。語彙力や文法力を身につけるだけではなく,文脈を理解し て適切に訳出できるようにしておこう。


2015年度  3 問題B 
(理由)
2016年度はエッセイの第一段落を読み,書かれてある話題について,賛成・反対いずれかの立場で続きを書き,エッセイを完成 させる形式の問題が出題されたが,2017年度は2015年度に出題されたメール形式の問題になり,メールで相談に応える設定 になった。どのような形式・テーマの問題が出題されても対応できるように,語彙や表現の知識を増やしておこう。そして,与えら られた英文の内容を理解し,自分の意図した内容を正確に表現し,読み手に理解してもらえるような文章を書くことができるように しよう。


岡山大学過去問からのおすすめ問題

2017年度  第4問 
(理由)
2017年度の岡山大学の第4問でも与えられた英文を読み,英語でアドバイスを述べる自由英作文の問題が出題された。与えられた英語の文章から状況や条件を読み取り,論理的なまとまった英文を書く練習をし,本番で確実に点を取ることができるようにしておきたい。


ラーンズ問題集からのおすすめ問題

入試準備問題演習 Reading High-level
(理由)
説明・論説文を中心に,幅広いジャンルの英文素材を使って,文法・語法・構文読解・文脈把握・語彙などの問題を効率的に学習 できるようになっている。総合的読解力の基礎を養うことができるので,本格的に入試過去問に取り組む前の準備をするのに適し ている。この1冊で新潟大学の長文読解問題で例年出題されている英文和訳問題と内容説明問題を同時に対策することができ る。これらの問題は他大学でも出題されているので,しっかりと対策をしておきたい。


未来につながる英作文 Standard
(理由)
unitごとに入試でよく出題される基礎的な文法項目が掲載されており,紹介された文法項目を基に問題が設定されている。文法事 項を確認したあと,語句整序問題や空所補充問題に取り組み,そのあとで部分英作文や全文英作文の問題に取り組む構成に なっている。このように易しいものから難しいものへとスムーズに移行できるように問題が構成されているので,英作文の力を効 率的に養うことができ,本格的に入試過去問に取り組む前の準備をするのに適している。今までの学習で身につけた文法を整理 し,基本的な文法を使って,1文1文をミスなく書く力を養っておこう。


2017年 新潟大学の数学

数学:標準的な典型問題をマスターしよう!


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傾向

2017年度も例年と傾向は変わっていない。標準的な問題の出題が中心で,解答形式は全問記述式である。理系は,微分法・積分法(数学V)を中心として,極限,ベクトル,数列などから多く出題されている。文系は,微分法・積分法(数学U),ベクトル,数列からの出題が多いのに加え,ここ3年は,式と証明・高次方程式から連続して出題されている。理系・文系とも,大問は3〜4問程度の小問で構成され,誘導されている問題が多いのが特徴である。また,理学部(選抜方法A),工学部は120分で5大問の出題であるが,その他の学部学科は90分で4大問の出題となっている。特に,90分4大問の学部学科では,解答時間に対して大問数,計算量が多いので,最初に問題全体を見て時間配分を考えることも大切である。


頻出分野
理系は,微分法・積分法(数学V)を中心に,極限,ベクトル,数列が頻出。
文系は,微分法・積分法(数学U),ベクトル,数列が頻出。
出題傾向
標準的な典型問題を中心に出題。
3〜4小問程度の誘導形式での出題が多い。

攻略ポイント

頻出の微分法・積分法は標準レベルの問題を確実に押さえる

頻出の微分法・積分法では,標準的かつ典型的な総合問題が出題されている。理系では,三角関数,指数・対数関数,数列,面積の求値における定積分など基本事項を確実に押さえておくとともに,微分法の応用で不等式を示すなど証明問題も攻略しておきたい。文系では,接線の方程式,放物線と直線で囲まれた図形の面積などの基本事項に加え,文字や無理数を含んだ式の処理,絶対値を含んだ関数の積分などについてもしっかりと攻略しておきたい。

大学過去問からのおすすめ問題

2017年度 前期 理系(医学部医学科・歯学部) 第5問
(理由)
(3),(4)は偶関数,奇関数の場合に分けて考えたり,論証力を要したりとやや難しいが,(1),(2)は関数の増減,凹凸,変曲点,漸近線を求め,グラフの概形を図示する問題であり,教科書内容の理解度を確認できる問題である。


2016年度 前期 文系 第4問 
(理由)
絶対値を含む関数のグラフをかき,そのグラフとx軸とで囲まれた図形の面積を求める問題。絶対値での場合分け,面積を求めるときのグラフの対称性の利用なども押さえておきたい。


ラーンズ問題集からのおすすめ問題

ブロック大への数学  P69  A問題 247
(理由)
放物線と2接線で囲まれた図形の面積は頻出のテーマである。積分計算については,式変形の仕方によって要領よく計算できる問題である。


ベクトルに関する解法を押さえよう

理系・文系ともに,近年ベクトルが頻出であり,平面ベクトルだけでなく,2017年度のように空間ベクトルも出題されている。ベクトルではまず図示することがポイントであり,教科書や標準レベルの問題集の頻出問題を確実に解けるようにしておくことが大切である。そのためにも,ベクトルの基本事項は使いこなせるようにしておこう。

大学過去問からのおすすめ問題

2016年度 前期 理系 ・文系 第2問 
(理由)
三角形を題材に,内積,位置ベクトル,ベクトルの大きさなどについて考える問題。計算量は多いものの,ベクトルの頻出事項を確認できる問題であり,誘導形式に慣れる練習にもなる。


2017年度 前期 理系 ・文系 第2問 
(理由)
座標空間内の4点でできる平行四辺形を含む平面に原点から垂線OHを下ろすとき,点Hの座標を求める問題。ベクトルの垂直条件や同一平面上にある条件などについての典型的な問題である。


ラーンズ問題集からのおすすめ問題

ブロック大への数学  P81 B問題 290
(理由)
正四面体に関する問題。内積を展開してベクトルの大きさを求める,内積を用いて余弦を求める,などベクトルの内積の練習になる。(3)では2次関数に帰着して考えること,そして分数式の式変形を工夫することが必要である。


段階を踏んで到達度を見る小問構成の問題で,前小問利用の手法に慣れる

すべての問題が小問で構成され,徐々にレベルアップしたり,最終設問を解くための誘導設問となっていたりしている。問題に取り組む際は,前問の結果や考え方が利用できないかということも意識するようにしよう。

大学過去問からのおすすめ問題

2017年度 前期 理系 第4問  
(理由)
楕円の接線とx軸,y軸で囲まれた三角形の面積に関する極限を求める問題。(1)は示された楕円の接線の方程式が成り立つことを証明する問題。その(1)で与えられた方程式を用いて,(2),(3),(4)と丁寧な誘導に従っていけばよい。


2013年度 前期 文系 第3問  
(理由)
頻出分野の一つである数列の問題。数列の不等式の証明をし,ある値よりも小さい項を求める問題である。小問の誘導が丁寧で,きれいに繋がっている。この種の問題の演習をしておけば,見通しも立てやすいと思われる。


ラーンズ問題集からのおすすめ問題

ブロック大への数学  P89 A問題 318
(理由)
漸化式が与えられた、数列の不等式の証明の問題。(2)では,(1)で示したことを利用することを考える。(3)でも(1)で得た式を上手く変形していくことを考える。前の小問で得られたことを利用することを意識して解き進めていく練習になる問題である。


2017年 新潟大学の国語

国語:100字を超える記述設問が複数出題! 時間配分にも注意しよう!


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傾向

解答時間は90分。人文学部・教育学部は現代文(評論)・古文・漢文の3大問,経済学部・医学部(看護学専攻)・創生学部は現代文(評論)が2大問という出題構成になっている。解答形式は,ほぼすべて記述式である。現代文は,100字を超える制限字数の設問が多く出題されるので,書き慣れておく必要がある。古文・漢文はオーソドックスな出題といえるが,90分という解答時間内にすべての設問を解くのは難しいので,時間配分に気をつける必要がある。


  • 全体的に記述量が多いため,過去問を利用して時間内に解答できるようにしておこう。
  • 大問1の現代文は,語句の意味を記述させる設問が出題されることがある。日頃から語彙を増やす訓練が必要。
  • 漢文は,2015年度・2016年度と2年連続で漢詩が出題されている。
  • 大問4の現代文は,100字前後の記述設問が4問出題されている。

攻略ポイント

現代文・評論

記述対策を十分にしておこう
大問1の評論,経済学部・医学部(看護学専攻)・創生学部が選択する大問4の評論ともに,制限字数100〜160字程度の記述設問が3〜4問出題されており,2017年度大問1では200字の記述設問も含まれていた。ほぼ問題文を踏まえて解答する形式で,問題文中から解答に必要なポイントを押さえ,それをまとめるハイレベルな記述力が要求されている。
→解答字数が多いので,いきなり書き出すと,字数が足りなくなったり必要なポイントが入らなくなってしまったりしかねない。遠回りに思えても,まず骨組みをつくってから肉付けするという作業をすることが得点アップのコツである。

古文

基本的な知識事項を身につけよう
古文は,品詞分解・主体の把握・現代語訳・全体把握など,バランスのとれた出題がされている。基本的な語彙・文法の知識があれば読み取れるレベルの問題文なので,センター試験対策を兼ねて,基本事項をしっかりマスターしておこう。
→助動詞・敬語などの文法事項や多義語の意味など,基本をしっかりと身につけておこう。

漢文

記述設問の攻略がポイント
漢文は,語句の読み・現代語訳・書き下しというスタンダードな出題のほかに,記述式の設問が1〜2問出題されている。いずれも長めの解答が要求されているので,得点を伸ばすためにも記述力アップをはかりたい。
→解答に必要なポイントを過不足なく盛り込んだ解答を心がけよう。また,「本文に即して」「具体的に」「わかりやすく」などの設問条件を見落とさないようにしよう。
 2015年度・2016年度と2年連続で漢詩が出題された。押韻の知識など,漢詩についても基本事項を押さえておこう。

大学過去問からのおすすめ問題

2015年度  第一問
(理由)
大学入試で頻出の著者による文章。現在進行形の社会現象に対し問題提起をしている本文は,一度読んでおきたい内容。また,複数の検討材料を提示しながら論が展開する本文の構成は,基本的な読解・記述解答力を鍛える演習に最適。解答に際しては,本文のどこからどこまでを読んで解答するかをまず考え,次に,設問で求められていることは何かを押さえて解答を作ろう。


2016年度  第二問
(理由)
問二では,敬語・助動詞・重要語句が含まれた現代語訳が問われているので,基本事項の定着度がわかる。このレベルの基本事項については,曖昧な部分を残さないように習得しておきたい。また,問三〜五のように,古文を物語として理解し,説明することにも慣れておこう。文脈を読み取ったうえで,設問の指示に沿った解答を作れるかがポイント。


ラーンズ問題集からのおすすめ問題

基礎からの総合トレーニング 現代文3 評論記述編
(理由)
記述解答の作り方が,手順を追って説明されているので,記述問題中心の評論(第一問・第四問)の対策として活用できる。全15問で短期間でマスターでき,即効性がある。


入試につながる現代文
(理由)
発展の論述問題に取り組むことで,100字〜200字の論述問題のトレーニングをしっかりと積むことができる。解答解説には採点基準も示しているので,自己採点で解答の要素を見極める力を養うことができる。


入試につながる古文入試につながる漢文
(理由)
古文・漢文ともに,入試に頻出の素材文を選定。文法・句法などに関する問題を,記述式・選択肢式を織り交ぜながら出題して基本事項の定着をはかるとともに,文脈に即した説明を求める記述問題も出題。


2017年 新潟大学の物理

物理:光の干渉について,理解を深めておこう!


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傾向

解答する問題,配点は学部・学科によって異なる。解答時間は,1科目受験が90分,2科目受験が2科目180分であった。 大問数は,全学部・学科で3大問であり,学部に応じて,4大問から解答する3大問を指定された。 解答形式はほとんどが記述形式であったが,2017年度は記号で答えさせる形式もあった。導き方や理由・証明を書かせる問題や,グラフ・図を描かせる問題もあった。


  • 全体的に設問数・記述量ともやや多めであるが,オーソドックスな問題が多かった
  • 出題は特に偏ることなく,いろいろな項目の問題が出題された
  • 導出過程や理由・証明を書かせる問題や,グラフ・図を描かせる問題があった

攻略ポイント

光の干渉

経路差・光路差を近似式を用いて計算し,干渉条件を導く問題に習熟しておこう
○最近3年間連続で光の干渉の問題が出されている。光路差から近似式を用いて干渉条件を自力で導く必要があり,さらに条件を変えた(鏡の位置を変えた,スリットの位置を変えた,異なる屈折率の媒質を経路に挿入した,薄膜の下に鏡を置いた)ときの明線の位置の移動というレベルの少し高い問題が出された。
○新潟大学では,波の干渉・屈折に関して出題されると,単純な系であっても進んだレベルの問題になることが多い。参考書・問題集でいろいろなタイプの問題に積極的にチャレンジして,慣れておきたい。

理想気体の状態変化

理想気体の状態変化について理解を深めておこう
○新潟大学では,シンプルな設定の中で物理の考え方を問う基礎的な問題が多い。いたずらに難しい問題を解くのではなく,標準的な問題を学習しつつ,必要に応じて教科書を読み返して基礎を徹底するという学習法が有効である。もし目新しい出題があったとしても,そのような学習法で十分に対処できると考えてよい。
○新潟大学では,出題に特に偏りがあるわけではないが,理想気体の状態変化について,3年間連続で出題された。18年度入試においても要注意である。

大学過去問からのおすすめ問題

17年度 第2問
(理由)
問1から問6までは基本的な問題であるが,問7以降は金属棒が傾斜に沿ってレールを登っていく問題であり,金属棒の速さが変化することを考慮する必要がある。問5では,金属棒が一定の速さになったとき電流は流れていないが,問8では電流が流れている。一定の速さで動くのは,力がつり合っているときなので,まずは力のつり合いの式から金属棒に流れている電流の大きさを求める。考え方としてはオーソドックスであるので,力を養うのに適した問題であるといえる。


17年度 第3問
(理由)
「攻略のポイント」に挙げた光の干渉に関する問題である。問1から問5までは標準的な問題である。問4は光路差を証明する問題であるものの,屈折角をrとして,光路差2ndcosrと屈折の法則nsinr=sini,三角比の相互関係を用いれば証明できる。問7も3つの光が互いに強めあうことの証明問題であるが,問3の条件より,Aで反射した光とBで反射した光が同位相であること,問6の条件より,Bで反射した光と鏡で反射した光が同位相であることを考えれば,3つの光が同位相であることは明らかである。2つの条件を論理的に考えさせる問題である。


ラーンズ問題集からのおすすめ問題

進研WINSTEP物理  P144
(理由)
「攻略のポイント」で取り上げた光の干渉に関して,薄膜による光の干渉の典型的な問題である。P142の例題で基本的な考え方を理解し,P143の類題で練習することでその手順を定着させることができる構成になっている。P143の類題の問2は,ニュートンリングに関する問題であるが,考え方は薄膜の場合と同様であるので,光の干渉の理解を見るのに適している。薄膜やニュートンリングに関する問題は,よく取り上げられる題材であるので,ここで両方とも学習しておきたい。


2017年 新潟大学の化学

化学:化学平衡について,苦手意識をなくしておこう


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傾向

学部学科により配点,試験時間も異なるが,試験時間は化学1科目に対して90分,理科2科目では180分であった。 大問数は4大問であった。2015年度,2016年度は,解答する大問数が学部学科により異なり,化学科以外の理学部が3大問,理学物化学科と理学部以外の学部は4大問であったが,2017年度は全問必答であった。 解答形式は,概ね記述形式であり,計算過程が要求される問題があった。


  • 大問が2つの分野からなることが多く,時間に対する設問数・記述量ともにやや多いが,典型的な問題が多く難易度は標準であった。
  • 有機化合物の構造決定に関する問題は,毎年出されているが,難易度はやや易しめから標準であった。
  • 理論分野の化学平衡が,毎年出題された。
  • 空欄補充から計算問題,論述問題まで,バランスのよい出題構成である。

攻略ポイント

化学平衡

問題で示されている反応の平衡定数の式を正確に立て,それを利用して計算問題を解く力を身につけておこう。
○化学平衡についての問題は,頻出である。濃度平衡,圧平衡,酸塩基の電離平衡など,典型的な問題から,やや思考力を要する問題まで幅広く出されている。15年度からは,理学部化学科,医学部および歯学部の受験者が対象とされてきた化学平衡に関する難易度の高い出題はみられなくなった。ただ,全学部共通問題として18年度入試において出題される可能性もある。
○「平衡状態」,「平衡定数」に関する正しい理解・知識と,各設問で問われているものを理論的に考察する思考力が必要である。まずは,教科書などを利用して,化学平衡に関する知識を整理しておこう。また,「問われている内容は,与えられた条件からどのようにして求められるか」ということを考えながら,問題演習に取り組むとよい。

有機化合物

有機化合物に関する知識を定着させ,個々の化合物の性質や反応をまとめておこう。
○有機化合物の性質を問うものも構造決定も,どちらも毎年出題されているので,過年度同様に出題される可能性が高い。難易度は,やや易しいものから標準的なものまでであるが,おおむね得点しやすい。
○広く浅く複数の分野にまたがった幅広い出題が特徴的で,標準的な難易度であるため少しの失点が明暗を分けることになりかねない。個々の物質に関する知識は,確実に定着させておこう。

大学過去問からのおすすめ問題

2017年度  第3問  
(理由)
Tでは,脂肪族炭化水素の諸反応が問われている。脂肪族炭化水素は有機化合物の反応における基礎となるため,この問題で挙げられているそれぞれの反応および性質がきちんと理解できているか,確認するために適した問題である。Uでは,芳香族化合物の元素分析および構造決定について問われている。本学では,構造決定の問題は頻出なので,本問を通じてしっかり練習しておきたい。


ラーンズ問題集からのおすすめ問題

進研WINSTEP化学  P73 演習 問1
(理由)
化学平衡の一つである電離平衡を扱っており,電離平衡で利用することが多い近似計算の練習に適した問題である。また,この問題でも,一般的な化学平衡の問題と同様に,平衡時の反応物と生成物の量を表すことが第一である。P72の例題と同様に,まずは,平衡時のモル濃度を求めてから電離定数を近似式で表し,その式に,与えられた数値を代入して計算するようにすると,スムーズに解き進められるだろう。P72の例題とあわせて取り組むことで,理論的な考えによる式の誘導や,平衡時の量的関係の計算練習ができる。


進研WINSTEP化学  P106 例題「酸素を含む脂肪族化合物」
(理由)
分子式がC3H8Oで表される化合物の構造決定に関する典型的な問題であり,演習の始めの一歩として取り組みたい。ナトリウムとの反応性や,化合物の酸化と生成物の特徴,ヨードホルム反応を示す構造などの情報から構造を絞り込む。炭素の数が増えると,構造決定の難度は高くなるが,特徴的な反応を用いて構造を絞り込む手順は,この問題と同じである。まずは特徴的な反応に関する知識を身につけ,くり返し問題演習を行って,慣れることが重要である。


2017年 新潟大学の生物

生物:短めの論述問題が多く出題される。基礎知識を確実に説明できるようにしておこう!


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傾向

解答時間は理科1科目で90分,理科2科目で180分であった。 解答する大問数は4大問であった。15年度は第1問から第3問が必答問題で,第4問は「生物の起源と進化」と「生態系」から一つを選択する形式であったが,16年度,17年度は全問必答であった。


  • 文字数が指定される論述問題と,文字数が指定されない論述問題の両方が出された。
  • 15年度と16年度は計算問題,17年度は描画問題があった。
  • 植物や血液,眼などの一つのテーマに関連させて,分野をまたいだ内容が出題されていた。

攻略ポイント

遺伝情報の発現・生命の起源と進化

基本的な知識を整理しておこう
○「遺伝情報の発現」,「生命の起源と進化」の分野は頻出であり,この傾向は続くと予想される。「遺伝情報の発現」の知識は,「生命の起源と進化」の分野でも必要となるので,互いに関連付けながらしっかりと学習しておこう。
○本学で出題される「生命の起源と進化」の問題は,教科書で扱われている内容が中心である。特に「生物の変遷」や「進化のしくみ」については,覚えるべき情報量は多いが,基本的な知識をしっかりと整理して得点源としておきたい。

大学過去問からのおすすめ問題

17年度 第4問
(理由)
「攻略ポイント」に示した「生命の起源と進化」の分野から,進化のしくみに関して出題されている。本学で頻出の50字程度の論述問題を含むので,ぜひ練習しておきたい。また,語句を記述させる問題や,語句の意味を問う問題,実験内容を読み取る問題が含まれている。進化のしくみについてしっかりと理解できていれば解答できる問題なので,教科書の内容を整理した後にはぜひとも解いておきたい。


15年度  第4問(2)
(理由)
本学の特徴として,一つのテーマに関連した複数の分野からの出題が挙げられる。本問では「個体群」に関して,植物の個体群については「生物基礎」で扱われている分野から出題され,動物の個体群については「生物」で扱われている分野から出題されている。本問の出題内容も基本的なものであるため,問題を見て慌てることのないように,異なる分野で扱われている知識をテーマ毎に関連付けて整理しておきたい。


ラーンズ問題集からのおすすめ問題

進研WINSTEP生物  P222 例題3
(理由)
本学で頻出の「生命の起源と進化」の分野のうち,分子系統樹の計算問題である。本学は用語問題や論述問題が中心であるが,計算問題や描画問題もしばしば出されている。本学で出された計算問題は基本的なものが多いので,「生態系」の計算問題であるP200 問題6などと併せて,頻出分野の計算問題の解法を身につけておこう。


マナビジョン

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