【英語】研究会レポート「センター試験 生徒の英語運用力を磨く」

センター試験 生徒の英語運用力を磨く

ラーンズ 研究会レポート Vol.001 生徒の英語運用力を磨く

研究会の概要
ラーンズ 研究会レポート Vol.001 英語@名古屋、福岡、大阪、札幌
ラーンズ営業開発部営業推進課の白川です。7月9日(名古屋),7月23日(福岡),7月30日(大阪),9月17日(札幌)に「生徒の『英語運用力を磨く』研究会」を開催しました。
センター試験をテーマに,八幡 成人先生(島根県立松江北高等学校)に4会場でご登壇いただきました。また,名古屋では溝畑 保之先生(大阪府立鳳高等学校),福岡では執行 正治先生(福岡女学院高等学校),大阪では浦木 道史先生(大阪桐蔭中学校高等学校)がお話しくださいました。
先生方のプロフィールはこちらです。

研究会 テーマ
英語は絶対に裏切らない!
ラウンド制・概念地図・発問の工夫で新テストに備える
マーク20点台の生徒を40点台にする秋からのリスニング指導
確かな英語力でコミュニケーション能力を育てる



英語は絶対に裏切らない!

先生のプロフィール
先生のプロフィール

八幡 成人先生
センター試験英語(筆記)では,配点が高い第4問以降の読解問題で勝負が決まります。「まずは語彙力。低学年から単語をしっかり身につけていることが大切です。」とおっしゃったうえで,今回の講演では,第5問,第6問,そして第4問Aの解き方を説明してくださいました。

まずは第5問と第6問をマスターしましょう!

八幡 成人先生
「第5問物語は,今年のセンター試験で久しぶりに出題されました。物語の進行順に問われるので『読みながら,解きながら』進めます。質問文中のキーワードを確認し,本文中でそのキーワードが出てくる箇所を探しながら読ませます。本文中のキーワードの近くには,正解の根拠になる記述が必ずあるので,その内容と照らし合わせて正解の選択肢を選びます。キーワードは本文と選択肢では言い換えられていることが多いので,言い換えを見抜けるように演習を繰り返します。『なんとなく』読んだり,選択肢を選んだりするのではなく,確信を持って解くことが大切です。」

「第6問論説も『読みながら,解きながら』は同じです。パラグラフごとに問われるので,『該当のパラグラフを読んだら問題を解く』を繰り返します。第6問でも言い換えられた表現には要注意です。また,第6問を演習する際には,1パラグラフを1文でまとめてメモするように指導します。要約の練習になるので,第6問Bだけではなく個別試験にも生きてきます。力がつきますよ。」


応用編の第4問A,そして実は差がつくのはあの問題!

八幡 成人先生
「第4問Aビジュアル読解・図表を苦手だと感じている生徒は多いです。それは,使われている単語が難しいから。『分析・変化・増減・展望』などを表す,第4問A特有の語彙を先に押さえておくと取り組みやすくなります。あとは質問文のキーワードから本文の該当箇所を見つけて,言い換えに注意して読んでいくので,第5問・第6問ができるようになると第4問Aもできるようになります。第4問A問4は最終パラグラフの最初と最後に注目しましょう!」

「実は,成績上位層の生徒が落としてしまうのが第1問発音・アクセントです。それは,発音・アクセントのルールを教えてもらっていないから。でも,ルールを押さえて,CDを何度も聞いて音読することで正解できるようになります。ラーンズの重要問題演習の付録のNavigator & Checkにはルールがよくまとまっていておすすめです。第1問以外のそれぞれの大問も取り組み方を示してくれているので,松江北高校の生徒は模擬試験の前にみんな見ていますよ!」

研究会の感想
ラーンズ 営業開発部営業推進課 白川 彩より
生徒のみなさんとのエピソードや,八幡先生ご自身の高校時代のエピソードも交えながら,お話ししてくださいました。
最後の札幌会場では,八幡先生からのおみやげCDをめぐるじゃんけん大会も開催されました。おすすめの問題集として,ラーンズの重要問題演習直前演習英語(筆記)もご紹介いただきました!ありがとうございました!



ラウンド制・概念地図・発問の工夫で新テストに備える

先生のプロフィール
先生のプロフィール

溝畑 保之先生
大阪府立鳳高等学校ではHelp each other! Enjoy making mistakes! Your voice!をスローガンに,コミュニケーションを重視した授業に取り組んでいるそうです。外国語でコミュニケーションを取ることができる生徒を育てるための授業について,ご紹介くださいました。

脱対訳!英文は概念地図で意味理解!

溝畑 保之先生
「『概念地図』なら,和訳だけでは理解しきれない部分にアプローチできます。英文中に書かれている内容を視覚的に示すことができるので,2つの事柄を比較したり,変化が見えたり,ビジュアル化することで英文の理解が進みます。英文中に明示的に書かれていない背景を推測したり,事柄同士を関連づけて考えたりすることもできるので,新しい発見もあります。最終的には生徒自身で抜けもれのない概念地図を作れるようになるといいですね。センター試験筆記の第4問Aに対応できるようになりますし,ライティングにも生きてきます。」


実践例を体感してみましょう!

溝畑 保之先生
「授業はTask Sheetに沿って進みます。授業の一例では,まず,先生が英文を音読し,生徒はそれを聴きながら,本文のタイトルを選ぶ問題を解きます。Task 2で語彙・表現の確認をしたら,Task 3が概念地図です。その後,空所補充形式で要約文を完成させます。英文を音読して内容を押さえたら,生徒同士で英問英問のペアワークをします。このときには,シートを見ながら質問を読んではダメ,質問を覚えて,顔を上げて話すように指導しています。ペアワークが終わったら,答えを書かせます。これで4技能を使って学習することができます。」

「英問英答の問題はほぼそのまま定期考査の問題にします。また,概念地図も授業で使ったものと違う箇所を空所にして答えさせたり,完成形の概念地図を与えて要約文を書かせたりもします。授業でやったことがテストに出る,ということを生徒に伝えて,授業に一生懸命取り組むことが大切だと伝えています。」

研究会の感想
ラーンズ 営業開発部営業推進課 白川 彩より
溝畑先生が授業中に生徒のみなさんに投げかける質問や,英文理解のための英問英答のQ&A問題が「意識していなかったけど,改めて比較してみるとTOEFLのリーディング問題の観点と同じだった」というお話がすごく興味深かったです。学校のCAN DOリストに沿って学校全体で取り組んでいらっしゃるとのこと,センター試験に対応できる,またその先につながる英語力をつけるためには,低学年からの指導が大切なのだなと改めて感じました。



マーク20点台の生徒を40点台にする秋からのリスニング指導

先生のプロフィール
先生のプロフィール

執行 正治先生
「リスニングはトレーニングしてもすぐに効果は出ないので,計画的に指導することが大切!」とおっしゃる執行先生。英文を聴いて再生できなければ聴けていないし,そもそも書けない単語や表現は聴いてもわかりません。9月に始めれば11〜12月には効果が出る!英文の内容を押さえてリスニングの問題を解けるようになるトレーニング方法を説明してくださいました。

「5技能」育成からリスニング攻略を考える!

執行 正治先生
「英語力とは何かを考えると,語彙・文・文章レベルで,即興性と論理性を持って言葉をどう操るかだと思います。そのためには,読む力・聞く力・書く力・話す力に加えて『考える力』の5技能を伸ばしていかないといけません。」

「『ど(どのように)・ど(どこで)・い(いつ)』を表す副詞句がポイントだ,と生徒に伝えています。直接答えになることもあるし,解答の根拠になることもあるのでセンター試験のリスニングにはこれがわかっていないとダメだよと指導しています。」


実際にトレーニングを体験してみましょう!

執行 正治先生
「センター試験第3問Aタイプの問題を使用します。まずはシャドーイング。先生が日本語を言うのを英語に直して言えるようになるまで繰り返します。25回くらいやると,だいたいの生徒が英語の意味の認知ができるようになります。『シャドーイング』なので聞こえた音を,音声のまねをしながら言うことがポイントです。」

「英文の意味がわかるようになると音読の練習をしていきます。音読に入る前におすすめのトレーニングが『速読音読』です。発音は気にせず,とにかく速く口を動かす練習をします。英語を話す口の形に慣れ,スムーズに声に出して読むことができるようになります。音読では,意味を思い浮かべられるスピードで読むことが大切。読めるようになったら,先生が読んだ日本語を英語にする練習をするなどパターンを変えながら,英語を聴いてそれをすぐ日本語にする,同時通訳ができるところまで練習します。」

研究会の感想
ラーンズ 営業開発部営業推進課 白川 彩より
センター試験に向けてということで,直前演習英語(リスニング)を使ってトレーニングしてくださいました。「リスニングは,本当は低学年から積み上げていくべき。ラーンズの『声に出す英語総合演習』は低学年からの指導にぴったりですね。」とご紹介いただきました!実際のトレーニング方法を体系的に教えてくださって,会場の先生方から「もっと聞きたかった!」というお声をいただきました。私も「速読音読」を体験したのですが,口の動きがスムーズになるのを実感しました。高校生のときに知りたかったです!



確かな英語力でコミュニケーション能力を育てる

先生のプロフィール
先生のプロフィール

浦木 道史先生
「先生の授業は楽しかったけど,京都大学の授業についていくのに苦労している。高校生のときにもっと英語を話す練習をしておきたかった。」という卒業生からの授業アンケートを受けて,また,同志社女子大学のHerder先生の「生徒主体の授業をしていくことが必要だ」という言葉を聴いて,どんな授業をすれば生徒が使える英語を身につけられるのかを毎日考えているそうです。センター試験対策問題集を使ったコミュニカティブな授業の例をお話しくださいました。

第3問C「意見要約」は使えます!

浦木 道史先生
「高校2年生の授業で,ラーンズの重要問題演習を使っています。たとえば,第3問Cの意見要約の問題で『ストレスの対処法』について話し合っている場面の素材文では,問題に取り組む前にDo you have much stress every day? When do you feel stressful? Could you tell me the way to reduce stress? など生徒に尋ね,会話をしてから意見要約の問題へ進みます。問題を解き終えたら,本文についてWhen does Tracy feel stressful?など追加の質問をします。解答・解説で『But以下に注目…』など丁寧に解説してくれているので,問題の解き方は解答・解説に任せて,授業ではたくさん会話の練習をさせています。」


文法問題も生徒同士で教え合う授業を目指しています!

浦木 道史先生
「文法問題でも,生徒に考えさせる時間を設けています。たとえば,第3問C会話応答文整序問題はグループワークで行います。選択肢をカードにして各グループに渡し,どの組み合わせが正しいかを話し合って,作った英文とその理由を発表させます。『more thanとno less thanの違いは何だっけ?』など問いかけて,生徒が自分で文法書を調べたり,生徒同士で教え合ったりする授業をしています。パズル形式の授業をすると生徒がいきいきするようになりました!」

研究会の感想
ラーンズ 営業開発部営業推進課 白川 彩より
「2020年には教育が確実に変わっていくので少しずつ準備をしたいと思います。これからも英語力教育を考えていきたいです!」とおっしゃって,毎日の授業を工夫している浦木先生。重要問題演習を題材にコミュニカティブな授業をしていらっしゃるのを見て,ラーンズ英語編集もびっくりしていました。お話の中で見せてくださった動画の中では,卒業生のみなさんが高校時代の思い出や大学生活についていきいきと話していたのですが,浦木先生もすごく楽しそうにご講演くださったのがとても印象的でした。

2016年11月14日 公開



研究会

  • 最新イベント情報
  • Learn-S Report(ラーンズレポート)
  • ラーンズ 問題集 導入事例
  • ベネッセの小論文・表現学習教材
  • ダウンロードデータ 一覧をチェック

高校問題集の購入・注文方法

高校問題集を購入する

  • オーダーシステム
  • 白川が聞く
  • 生徒手帳
ページトップへ
ラーンズのサイトでは、個人情報の入力をお願いするページは全てSSLセキュアページで保護しております。
ISO27001
IS538539 / ISO 27001:2013
ラーンズでは、ISMSの国際標準規格「ISO27001」を取得。情報資産を適切、安全に保護するため、情報セキュリティ向上に努めております。
ベネッセホールディングス 株式会社ラーンズは、一人ひとりの「よく生きる」を支援する、人を軸とし、グローバルに活動するベネッセグループの一員です。