7月13日付 文部科学省 大学入試センターから発表された内容速報

どう変わる? 大学入試改革 2020年

文科省 2020年 大学入試改革
2017年7月13日付で 文部科学省,大学入試センターから発表された内容速報をお届けします。

「大学入学共通テスト」実施方針の要点

名称が正式に決定
名称が「大学入試センター試験」から「大学入学共通テスト」に決定しました。

英語4技能評価はB案に決定
B案:
共通テストの英語試験は,2023年度(平成35年度)までは実施し,各大学の判断で,共通テストと認定試験のいずれか,または双方を選択利用することが可能となりました。
※5月16日時点では,「A案:2020年度以降,認定試験のみ実施」との検討だった。

国語,数学のマークシート式問題のモデル問題例の公表
・2017年2,3月に実施された第2回調査の問題
・知識の深い理解と思考力・判断力・表現力を重視した作問
・モデル問題例で留意されていること
国語は,多様な文章をもとに複数の情報を統合し構造化してとらえること。数学は,日常や身近な課題を題材として数学を活用する場面を設定して数学的な思考を深めること。
※5月16日発表では,国語,数学の記述式のモデル問題例が示されていました。

プレテストを実施
2017年度(平成29年度)11月(英語は2月頃),2018年度(平成30年度)12月頃にプレテストを実施。
2017年度11月実施の対象は高校2年生以上,教科は国,数,地歴・公民,理科(英語は2月)。


大学入学者選抜改革全体イメージ

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※文部科学省「高大接続改革の実施方針等の策定について」(2017年7月13日)より。


大学入学共通テストの概要

大学入学共通テストの概要
目的 大学教育を受けるために必要な能力について把握する。
評価判型 知識・技能を十分有しているかの評価を行いつつ,思考力・判断力・表現力を中心に評価を行う。
出題教科・科目等 次期学習指導要領での2024年度以降は,教科・科目の簡素化を含めて見直す。
記述式問題 「国語」「数学T」「数学T・数学A」
次期学習指導要領での実施となる2024年度以降は,地歴・公民や理科等でも記述式問題を導入する方向で検討。
英語の4技能評価 共通テストの英語試験は,2023年度(平成35年度)までは実施し,各大学の判断で,共通テストと認定試験のいずれか,または双方を選択利用することを可能とする。
英語の4技能評価 共通テストの英語試験は,2023年度(平成35年度)までは実施し,各大学の判断で,共通テストと認定試験のいずれか,または双方を選択利用することを可能とする。
マーク式問題の見直し 思考力・判断力・表現力を一層重視した作問となるよう見直しを図る。
CBT導入 大学入試センターにおいて導入に向けた調査・検証を行う。この成果を踏まえ,2024年度以降の複数回実施の可能性を検討する。
結果表示 マークシート式問題:現行の大学入試センター試験より詳細な情報を大学に提供する。
(設問,領域,分野ごとの成績,全受検者の中での当該受検者の成績を表す段階別表示)
記述式問題:段階別で表すこと等について検討。プレテスト等を通じて明確化。
実施日 1月中旬の2日間。
マークシート式問題と記述式問題は,同一日程で,当該教科の試験時間内に実施。
成績提供 現行の1月末から2月初旬頃の設定から,1週間程度遅らせる方向で検討。

英語の4技能評価はB案に決定

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※文部科学省「高大接続改革の実施方針等の策定について」(2017年7月13日)より。


英語の認定試験の成績提供イメージ

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※文部科学省「高大接続改革の実施方針等の策定について」(2017年7月13日)より。


大学入学共通テストの導入スケジュール

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※文部科学省「高大接続改革の実施方針等の策定について」(2017年7月13日)より。


2017年度プレテスト 実施概要

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(注)「英語」は高校2 年生を対象に2018 年2 月頃実施予定。

各参加高校に対し、プレテストの受験者個人の成績データ等を年度内(目途)送付予定。

※大学入試センター「新テスト(「大学入学共通テスト」)実施等に向けた
当センターの取組み」(2017年7月18日)より。


マークシート式モデル問題例分析 国語

例1・例2とも、素材文は今までのセンター試験で取り上げられてきた「評論」「小説」「古文」「漢文」の枠を越えたもので、分野複合型の問題です。

問題例1:
 短歌について書かれた二つの評論(T・U)
 +別の短歌とT・Uをふまえた「生徒たちの会話文」

問題例2:
 『平家物語』の一節(T)+Tについての対談の文章

設問では、複数テクストそれぞれの内容の読み取りに加え、複数テクストの内容をふまえ、新たなテクストについて解釈したり、別テクストの内容をヒントに人物像を掘り下げて読むことなどが求められています。

問題例2では、「後の選択肢のうちから全て選べ」という設問形式が登場し、正解がいくつあるかわからない条件下で選択肢を吟味することが求められる出題となっています。

特定のテクストの内容理解に留まらず、テクストから得た情報を用いて幅広い・深い学びを得ようとする姿勢を提示していると言えます。

マークシート式モデル問題例分析 数学

従来の誘導に沿って解法を再現する形式ではなく,日常や身近な題材について言語活動を通して考察し,構想を立て,課題を解決していく問題です。

問題例3:データの分析
都道府県別の平均睡眠時間について,平均気温,通勤・通学時間,仕事時間に関するデータを分析する。分析のプロセスに沿って問いが設定されている。

問題例4:図形の性質
3つの円とそれらの交点を通る直線に関して,成り立つ性質を見いだし,見いだした性質の証明やその構想を立てる。生徒がコンピュータを用いて図形の考察を行う場面が設定されている。

問題例3では,1つの主張を数学的根拠に基づいて批判的に検討することや,解決過程を振り返り,複数の散布図から相関を総合的に判断することが求められています。
※選択肢の中から正しいものを「すべて」選ぶ形式で,すべての選択肢を正しく吟味するという深い考察が必要になります。

問題例4では,解決過程を振り返り,条件を変更した場合にも同様の命題が成り立つかどうかという,統合的・発展的な考察が求められています。


2017年7月25日 公開


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