Learn-S 指導事例【英語】生徒が自分に足りないものを考え、主体的に課題に取り組む

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Learn-S 指導事例 コロナ禍での新たな取り組みと生徒の学び

Learn-S 指導事例 vol.008

毎回、各教科のスペシャリストを招いて、対談やインタビュー形式で、各校の指導事例や先生方の熱い声をお届けする、ラーンズの連載企画「Learn-S 指導事例」。

今回は、コロナ禍での休校や分散登校でも指導方法を工夫され、授業進度や生徒の学力定着において手ごたえを得られている先生方に取材させていただき、実践事例としておまとめしました。


コロナ禍での新たな取り組みと生徒の学び
高校1年生 英語
岡山県立倉敷天城高等学校 M先生、O先生、T先生
【学校情報】
普通科・理数科、1学年約240名、おもな進路状況:国公立大 115名(うち難関国立大 16名)

01. 具体的な取り組みとその背景

ラーンズ編集部
今回、新たな取り組みに至った背景を教えてください。
M先生
コロナ禍により、生徒の学力差が、さらに広がる危機感がありました。また、生徒との対面指導が不足したことで、学習における課題感を把握しづらい状況でした。
ラーンズ編集部
具体的な取り組みの内容を教えてください。
M先生
問題集の「特徴」を提示して、生徒自身に選ばせました。切り口の異なる3つの問題集を用意し、「毎回、短文のアウトプットがある」、「100字要約がある」、「様々な音読のパターンに触れて英語の学習方法を身につける」という、それぞれの特徴を提示し、生徒にはそのうち1つを自主的に選ばせるようにしました。

※問題集の「特徴」を提示した際の英語科通信。

O先生
問題集によってページ数が異なりますが、全生徒の学習ペースが揃うように調整した予定表を作成し、配布することで、同時に終えられるように工夫しています。

※異なる3種の週末課題の学習ペースがそろうように調整した進行表。

T先生
コロナの状況が落ち着いてきた後期のはじめに、特徴を提示した教材を選択させることで、生徒自身が「今の自分に足りないもの・必要なものが何か」に向き合い、考えさせる狙いもありました。

02. おもな成果

ラーンズ編集部
現在までに、どのような成果を感じられていますか。
M先生
休校に伴い実力考査もなくなったことや、週末課題は提出させていたものの表面的なやり取りになりがちで、生徒の状況が把握できずにいましたが、今回の取り組みで、生徒がどの教材を選択したかによって、それぞれの生徒の課題レベルを把握できました。
O先生
私たちで「どのような問題集を選ばせるか」を検討した際に、それまで使っていた問題集シリーズの継続や、文法や難易度で切り分けるという話は上がってきませんでした。「生徒に身につけさせたい力」を重視したことで、学年団での指導の目線合わせにもつながりました。
T先生
自分で教材を選択したことで、主体的に取り組む姿勢の生徒が増えましたね。これまで提出があまりなかった生徒の提出率が上がりました。全体としても、弱点を意識したことで、教材に取り組むことへの質が向上したように感じます。

03. 今後の指導プラン

ラーンズ編集部
今後のご指導プランを教えてください。
M先生
それぞれの問題集ごとの取り組み方が異なる部分のケア不足を感じたので、問題集の効果的な使い方の確認など、より個別最適化に向けたサポートを行っていきたいです。2学期に英語学習の苦手意識を克服した後は、生徒が使う教材を揃えて指導することを考えています。

編集後記

営業企画
守安

休校を経て学力差が顕著になってきたというお話は、多くの学校でよくお聞きするお困りごとですが、問題集活用をきっかけに、うまく生徒の自己分析と意欲・主体性を引き出されている事例をお聞きできました。M先生、O先生、T先生、ありがとうございました。

ラーンズ編集部から
ご採用いただいている教材のひとつが「声に出す英語総合演習」です。「声に出す英語総合演習」は、互いにリンクした語彙・読解・文法・英作文とリスニングに取り組む総合問題集です。各ユニットを単語の確認から始めることによって、読解素材の理解を助けます。総合力を養うことに加えて、音声を繰り返し聞いたり、声に出して読んだりすることで、学習したことの定着を図ります。また、英語の文章の流れに慣れることによって、英語の文構造・文法、発想法などを自分のものにしていきます。

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2020年9月 取材
2020年10月9日 公開

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