Learn-S 指導事例【英語】計画的な指導と、生徒の取り組みを支える工夫で学習ペースを維持

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Learn-S 指導事例 コロナ禍での新たな取り組みと生徒の学び

Learn-S 指導事例 vol.009

毎回、各教科のスペシャリストを招いて、対談やインタビュー形式で、各校の指導事例や先生方の熱い声をお届けする、ラーンズの連載企画「Learn-S 指導事例」。

今回は、コロナ禍での休校や分散登校でも指導方法を工夫され、授業進度や生徒の学力定着において手ごたえを得られている先生方に取材させていただき、実践事例としておまとめしました。


コロナ禍での新たな取り組みと生徒の学び
高校2年生 英語
甲信越地区 N高等学校 S先生
【学校情報】
公立・普通科・理数コース、1学年約360名、おもな進路状況:国公立大 226名(うち難関国立大 16名)

01. 具体的な取り組みとその背景

ラーンズ編集部
今回、新たな取り組みに至った背景を教えてください。
S先生
休校中でも、普段の学習ペースで、時間割どおりの学習をいかに継続するかを考えました。生徒の意識づけと課題の出し方を工夫して、学習ペースを維持することに留意しました。
ラーンズ編集部
具体的な取り組みの内容を教えてください。
S先生
1年次は、隔週で月曜日と金曜日に英語の朝学習を行い、英語表現の時間には毎回リスニングを行っていました。とにかく学習のペースを崩さないことに留意したので、本来やるべきだったこれらのことを、休校中にも提示した範囲で必ず取り組むように指示をして、課題を渡しました。
また、週刊で生徒にお便り「MASTER」を出して、学習の目的や見通しなどを細かく示しています。

※週刊のお便り「MASTER」。

課題提出は多いですが、それは必ず出すものと指導しています。模試の結果分析も毎回綿密に行ってきたので、模試に対する生徒たちの意識は高いと思います。

※4月に提示された生徒への課題連絡。

他にも普段の学習ペースを維持するために、英語の教科特性で、やろうと思えば一人でも学習できるので、休校中も普段と同様の課題を与えて取り組ませました。4月の登校日にはアンケートを行って、課題の取り組み状況を調べました。登校日の面談やメールなどで質問を受け付けるようにもしました。

学年での取り組みでは、勉強方法やよくある質問などをHPに掲載しています。

02. おもな成果

ラーンズ編集部
現在までに、どのような成果を感じられていますか。
S先生
休校中も例年通りの授業進度を意識して、生徒の学習ペースを崩さないでいたところで、夏休みが短縮されたことにより、授業が増えて、例年よりも早い進度で授業を進めることができています。

休校期間中は生徒の定着度を測るものがなくて手ごたえが感じられませんでしたし、学校が再開した6月の時点では、「休校でも勉強できた」という生徒と、「一人だとなかなかできなかった」という生徒がいて、差が開くかなと思っていましたが、7月模試では思ったほど成績は下がっておらず、今では基礎学力は維持できたと感じています。

また、学習テーマによって自学での定着に差があることがわかったことが収穫です。文法は自学でも学習した分だけ定着することがわかりましたが、読解はわかった気になっているだけのようで、生徒のアンケートでも、「わかっているかどうか不安」という声もありました。読解は授業での発問とそれに生徒が答えるということが大事なことがわかりました。

03. 今後の指導プラン

ラーンズ編集部
今後のご指導プランを教えてください。
S先生
3年生の1学期までは今のペースを維持していきます。そこから先は、生徒自身の学びへとシフトしていくことを考えています。

編集後記

営業企画
下山

年間を通じた計画(指導計画、生徒に示す学習の目的と見通し)と、 テストや模試を指標とした立ち位置の確認をしていくなど、さまざまな工夫で低学年のうちに学習習慣をつくっておくことが、いかに大切かを知ることができました。S先生、ありがとうございました。

ラーンズ編集部から
ラーンズの「オーダーシステム」では、それぞれの学校の進度に応じたオリジナル問題集が作成いただけます。分野や問題難易など自由に組み合わせることができるので、先生のご指導に合った「自学用文法問題集」なども作成いただけます。
また、リスニングには、「Listening & Speaking Training Seminar」がおすすめです。音声を聞いて質問に答えたあとディクテーションを行うことで、理解していないところを浮き彫りにし、出てきた文法や表現を完全に理解します。

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2020年10月 取材
2020年10月14日 公開

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