2020年11月21日(土)実施オンライン研究会 八幡成人先生からのご回答| 株式会社ラーンズ

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2020年11月21日(土)実施オンライン研究会 八幡成人先生からのご回答


ご質問への回答

Q. 家庭学習の習慣を身につけさせる方法があれば教えていただけないでしょうか?

基本は講演でも触れましたが、まず「生徒の心に火をつける」ことです。先生の話を聞いて、今まで読めなかった英文がチョット読めるようになった、模試の点数が少し上がった、どうしてもこの大学に行きたくなった、この職業に絶対に就きたい、といったことが動機付けになって、家庭学習につながっていきます。後は計画性を担保するために、学習状況を記録することが役に立ちます。私の教え子の小川綾音さんに、ラーンズのセミナーで「時間管理」に関して話してもらったことも参考になるかもしれません(当時の研究会レポートはこちら)。「勉強しなさい!」では長続きしません。生徒をその気にさせることがまず一番です。私は朝の6時半に登校していますが、たくさんの生徒が添削ノートを持ってやって来ます。私は「大学に入れるため」ではなく、授業で英語の面白さを伝え、卒業生に協力してもらって大学の生レポートを生徒に配布し(「あむーる」のバックナンバーを「チーム八ちゃん」の「ダウンロードサイト」でご覧ください)、生徒の意識を高めるようにしています。一度火がつけば、後は放っておいても大丈夫です。

Q. 模試のやり直しは具体的に何をされるのですか?

かつての松江北高では、模試は、【1回目】試験本番(悪戦苦闘!) → 【2回目】解答・解説の配布(間違えた/出来なかった問題の確認) → 【3回目】「見直しプリント」(翌日)の配布(難易度・解答のポイントの再確認) → 【4回目】答案返却(採点ミスはないかどうか?チェック) → 【5回目】「テスト直しノート」の作成(間違いに学び自分と向き合う) → 【6回目】定期考査・課題テストで再出題(形を変えて再確認、ここで完成)、の6回のサイクルで「見直し」を迫っていました。「やりっ放し」にしないことが重要です。もう一度同じ問題が出たら絶対に満点を取れるようにしておきたいですね。間違ったことを放置しておくと、再び同じ間違いをするものです。この詳しい模式図は、私のウェブサイト「チーム八ちゃん」の「ダウンロードサイト」に登録されている「模試の活用法~1粒で6度美味しい?!」をご覧ください。

Q. ご講演中のリーディング素材紹介の中で、biographyの素材の情報を聞き逃していしまいました。もう一度教えていただけますでしょうか。

Biography ONLINE」というサイトが、様々な分野の偉人の大量の伝記が利用でき、分量もちょうどよいので、授業で使ったり、生徒に紹介してやってもらいたいと思います。短い物語を読んで、概要を把握する練習にはうってつけの教材です。「スポーツ選手」「芸術家」「政治家」「科学者」「俳優」「音楽家」などありとあらゆる方面の人物が登録されていますので、自分の好きなジャンルの偉人を選んで、利用することができます。このサイトお薦めです。

Q. 1年生を担当しています。授業は、1.教科書中心、2.週1の単語テスト(副読本より)、3.2週間に一度の文法テスト、という内容です。1年生はこの方法で正しいでしょうか?

基本的にこれでよいと思います。ただ、単語テストは「やりっ放し」にならないよう、ある程度まとまったところで再復習をすることが重要です。何度も何度も「繰り返し」を徹底してやることが大切かと思います。私は低学年から「丸暗記」ではなく、「アタマ・オナカ・シッポ」を使って理解をしながら単語学習を進めてきました。文法も、従来のような細部を問う文法のためのテストではなく、「英文を正確に読み解くための文法」という意識でテストを作られることが必要でしょう。2回の「試行テスト」(リーディング・リスニング)を解いて見ると、何がどこまで要求されているのかが分かります。