2021年2月27日(土)実施オンライン研究会 田中淳一先生からのご回答| 株式会社ラーンズ

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2021年2月27日(土)実施オンライン研究会 田中淳一先生からのご回答


ご質問への回答

Q. 授業で扱っている教材(教科書掲載のもの)と関連した文章を選んでくるとき、どのような視点で選んでいらっしゃいますか?

2年後半以降の現代文では、評論が中心になってしまいますが、トピックが分散するように選択しています。可能であればそのトピックでの入試問題を探して、演習し、教科書との関係性などに気づかせられればと考えています。古文は、今回は源氏がよめれば他もよめるだろうという乱暴な発想で、教科書の源氏物語を授業で扱っていきました。ここまで難しい読解は必要なかったという生徒もいましたが、楽しんでいる生徒もかなりいました。基本的には様々なジャンルを網羅したいという意図とともに、こちらが授業をしていておもしろいものという発想が強くあります。

Q. コロナ禍により講座等で学校に生徒を残す時間が短くなった中で、自宅学習の時間が増えていると思います。自宅学習を効率的に生徒に取り組ませるポイントを教えていただきたいです。

私の勤務校では、正直なところ3年生はやって当然という雰囲気が教員にも生徒にもあります。その中で、こちらからやることは提示しましたが、各自の選択でという余地を残しました。力点の置き方は生徒それぞれの現状分析と志望との差異、それを埋めるための作戦であることは授業を通して、また送信した指示書で語っていました。方向性を定めるのも自分自身であることも言っていました。これはデータに基づいたものではありませんが、塾など他人のたてた計画に従うだけの生徒はだいたいうまくいきません。いかに自分で考えて自分で動けるかが勝負だと思っています。ただ、1、2年生であれば基礎固めが必要ですので、こちらからやるべき所と、おさえておくべき事項を指示すると思います。英語、数学の次が国語なので、こちらがやらせようとしたことを十全に学習できるかは非常に疑問でもあります。

Q. お話の中で、「共通テストへの変更が私大の入試にも影響を及ぼしている」ということがありました。私立大学への対策等はどのようにされているのか、3年生後半の授業ではどういったことをされているのか、教えていただけたら幸いです。

学校として国公立を第一にしているということもあり、授業でも記述を中心に据えております。私立大学についても、内容説明問題の選択肢判断の基本は記述できるレベルでの読解だと考えております。その部分は生徒には説明しています。ただ、やはり私立の問題をやりたいという生徒もおりますので、夏期講習では私立の現代文、古文の問題演習を中心にした講座を作りました。また、授業中も、問題演習の中に国立の問題だけではなく、私立大学の問題も入れて、短時間で読んで解答まで導く演習を行っていました。