試行調査現代社会| 株式会社ラーンズ

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試行調査現代社会

「現代社会」大学入学共通テスト 試行調査 出題内容の分析

「現代社会」大学入学共通テスト 試行調査 出題内容の分析

この情報は2018年11月19日時点のものです。

「現代社会」の大学入学共通テスト 試行調査(プレテスト)の出題内容の分析です。
平成30年11月に実施された、大学入試センター「試行調査(平成30年11月実施分)」の問題分析結果をレポートいたします。


「現代社会」

出題内容の特徴と構成

「現代社会」の特徴

  •  全6大問構成で、現行のセンター試験と同様の構成。
  •  設問数が直近のセンター試験より3問少ない構成。すべての大問でリード文がなくなった。
  •  概念や理論を別の文脈や具体例にあてはめて考えさせる出題が複数みられたほか、複数の資料から根拠となる資料を選択させる問題も出題された。

大問構成

「現代社会」
6大問構成で出題され、大問1では新聞紙面、大問3では在外国民の選挙権についての最高裁判所判決文、大問4ではアダム・スミスの『国富論』がリード文として扱われ、大問2、大問6は従来のセンター試験ではみられなかったリード文のない出題であった。大問6は大問を通して探究学習をテーマとした出題であった。


出題内容の分析

第1問 問3(概念的な考え方に具体的な政策をあてはめる問題)

【問題内容】
経済的自由と精神的自由の考え方をもとに、具体的な制度や政策がどの領域にあてはまるかを考察する問題。

【求められる力】
経済的自由と精神的自由の考え方を踏まえたうえで、モデル図を参考に、国や地方公共団体の具体的な政策や制度を概念と結び付けて考える力が求められた。


第6問 問1(問いを考えるために用いる資料を選択する問題)

【問題内容】
具体的な問いを考えるために根拠として必要な資料を選択する問題。

【求められる力】
それぞれの資料から読み取れる内容を把握し、資料をそれぞれの関係性を考えながら組み合わせ、具体的な問いを考える根拠になり得るかを判断できるかがポイントとなった。

分析まとめと今後の指導に向けて

分析まとめ

「現代社会」
・探究学習をテーマとした大問が出題された。
・公民的概念を具体的事象と結びつけて考えたり、根拠となる資料を判断したりするなど思考力が問われる出題が散見された。
・設問においては、概念の理解を活用してほかの文脈や具体例について考える力、複数の資料から必要な情報を抽出する力、設問や資料で読み取れることと既習の内容を関連付けて考察する力が求めれる。


今後の指導に向けて
概念や理論をもとに別の文脈や例を考えさせる指導
いくつかの概念や理論をもとに、意見の整合性を考えたり、具体的事象を分類したりする出題で差がつきやすいため、概念や理論を理解させたうえで生徒の日常生活のなかの具体的な例と結び付けて考えさせることを心がけたい。
読解力・論理的思考力を身につけさせる指導
複数の資料を関連させて考えたり文章の趣旨を把握して判断したりできるかが差がつくポイントと考えられるため、資料から必要な情報を抽出する力や、複数の資料を関連付けて考察したり、文章の趣旨を理解し読み解いたりする力を身につけさせたい。
基礎基本の確実な定着
基礎基本を活用して考察する問題で差がつくため、制度や条約の内容や成立背景などについても理解させるなど、基本事項のよりいっそうの定着をはかりたい。


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