研究会レポート(数学)『生徒を伸ばす夏季休暇教材を考える』

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2021年6月2日開催 研究会レポート(数学)
『生徒を伸ばす夏季休暇教材を考える』

2021年6月2日(水)、名城大学 数学教育研究分野・竹内英人先生をお招きし、オンラインにて「生徒を伸ばす夏季休暇教材を考える~オーダーシステムを使った問題選定のヒント~」を開催いたしました。
今回は先生のご講演から、内容の一部をレポートにしてお届けいたします。

研究会の詳細

講師紹介

竹内 英人(たけうち ひでと)先生
名城大学 数学教育研究分野。
現在は、名城大学 教職センター教授(元愛知県公立高校教員)として、将来、中学校、高校の数学の教員を目指す学生を指導している。新入試(テスト)に向けた数学指導やアクティブラーニングについて研究・実践指導を行う。 また、学校、塾、予備校、企業の垣根を取り払った勉強会を定期的に開催しつつ、全国の高校や塾、予備校に出前授業や教員研修を行っている。著書は「重要問題演習」(ラーンズ)、「キミが学びを深める 数学Ⅱ・B」(ラーンズ)、中学校・高等学校数学検定教科書、「 フォーカスゴールド」( 啓林館)など多数執筆。

研究会

研究会 生徒を伸ばす夏季休暇教材を考える
~オーダーシステムを使った問題選定のヒント~
講師 名城大学 数学教育研究分野
竹内 英人 先生
日時 2021年6月2日(水)16:30~17:30
対象 夏季教材をご検討されている高等学校 数学ご担当先生
開催形式 ZoomでのLIVE配信

研究会レポート

講演の主な内容

  • 課題は何のために出しているのか
  • 長期休暇中の課題について
  • 課題を出す前の下準備(より課題の効果を上げるために)
  • 「夏季休暇課題」の出し方について
  • 全国で起きている、課題に関する最大の問題
  • 竹内先生が夏季課題を作る上で大事にしてること
  • オーダーシステムを例に具体的な問題選定を考える

課題は何のために出しているのか

最初に、そもそも課題とは何のために出すのか、ということを竹内先生のご経験や全国の学校の状況も交えてお話しいただきました。竹内先生は、教員が大量の課題を出し、生徒がやり切れていない現状を見て、課題を見直す時期になっているとお感じになられたそうです。

なぜそのように大量の課題を出してしまうのかと言うと、「質よりも量」という指導がまだ多く、大量の宿題を生徒に提出させること自体が目的化しているのではないか。また、その結果、答えを写してでもとにかく提出しなければと感じる生徒もおり、生徒自身も「自分のやりたい課題」ではない課題をやらされている状況になっているように考えられる、ということです。

教員が出す課題は、新しい学習指導要領で求められている「生徒の主体的な学び」を奪ってしまわないように気を付けなければならず、そのために、課題を見直ししていくことが重要ではないか、とお話しいただきました。

全国で起きている課題に関する問題とは

現在、竹内先生が、高校・塾・予備校の現場の先生方からよく耳にすることは、「適切な宿題が出せない」「(先生ご自身で)テストが作れない」「模試の問題が作れない」「大学入学共通テスト型の問題が作れない」「多忙のために問題を解く時間がない」ということだそうです。

特に、作問については、従来型の問題は作問できるものの、共通テストに関連した「思考力・判断力・表現力」を試す問題を作れない、という声をよく耳にするのことでした。

また、先生方が多忙で時間がなく、ご自身で課題が解けないまま、何百問という大量の課題を生徒に出してしまうことは問題だとお感じになられているようです。先生方ご自身が課題を解き、目の前の生徒に必要のある問題かどうかを判断していただきたい、と竹内先生はお話になられました。

夏季課題を出す下準備と大切にしたいこと

課題を出す上で、竹内先生が一番大事にされていることは、考査や模試などから徹底的に生徒の得意・不得意の現状を分析することだそうです。そしてその上で、共通テストで求められる「思考力・判断力・表現力」を身につけられる問題の精選を重要視されているとお話しされていました。

学力は「問題の質×系統性×反復」で決まるため、「最小の問題数」で「最大の力をつけられる問題」を意識し、教員自身も汗をかきながら、本当に必要な課題を精選して生徒に出していただきたい、と締めくくられました。

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研究会を終えて

本研究会にご参加いただいた先生方からご感想をいただきました。

導入校の声
関東地区
K高等学校
S先生

課題の整理をしてお話しいただいて、すっきりとしました。時間をかけてじっくり考える問題、普段の授業から心がけて発問するようにチャレンジしたいと思います。
また、チャットで話題になっていましたが、観点別評価をどうするか?ぜひまた話題にしてください。ありがとうございました。

導入校の声
関東地区
T高等学校
O先生

毎回非常に参考になります。最小限のもので最大限の効果というのは、教科内でもなかなか統一の図れないところもありますが、今後も問題研究等を通じて少しずつ進めていきます。ありがとうございました。

導入校の声
四国地区
M高等学校
I先生

竹内先生の課題作りの例から、夏季課題の作成を含め、夏補習の教材作成のヒントを得ることができました。取り入れさせていただいて、夏以降の指導に役立てていきたいと思います。ありがとうございました。


2021年6月 取材
2021年6月25日 公開

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