研究会レポート(国語)『2022大学入学共通テストに求められるチカラとは』

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2021年6月19日開催 研究会レポート(国語)
『2022大学入学共通テストに求められるチカラとは』

2021年6月19日(土)、埼玉県立大宮高等学校・田中淳一先生をお招きし、オンラインにて「2022大学入学共通テストに求められるチカラとは~大学入学共通テストの問題分析のご報告と指導事例のご講演~」を開催いたしました。ご講演の内容をレポートいたします。

研究会の詳細

講師紹介

田中 淳一(たなか じゅんいち)先生
埼玉県立大宮高等学校 教諭。
大学卒業後、北海道公立高校教員、大学院進学を経て、埼玉県公立高等学校教員として採用される。進路多様校、総合学科高校、現任校と埼玉県で3校経験。 大宮高校では、共通テスト一回目となる入学生の学年主任として持ち上がり、送り出した。現在は、進路指導主事(3年生も担当)。 教科は国語科。校外では、埼玉県立総合教育センター中堅教諭等資質向上研修(10年次研修)講師、共通テスト、大学入試参考書等の執筆協力も行われている。

研究会

研究会 2022大学入学共通テストに求められるチカラとは
~大学入学共通テストの問題分析のご報告と指導事例のご講演~
講師 埼玉県立大宮高等学校
田中 淳一
日時 2021年6月19日(土)13:30~15:20
対象 2022大学入学共通テストをご指導される高等学校の先生
開催形式 ZoomでのLIVE配信

研究会レポート

講演の主な内容

  • 共通テストの振り返り
  • 変化への耐性をつける
  • 2022年入試に向けた実践と課題~生徒につけてあげたい力~
  • 2022年入試に向けた実践と課題~教員としてできること~

共通テストの振り返り

まず、2021年度大学入学共通テストについて、それまでの指導と感想をお話しいただきました。共通テストまでの指導については、実施要項が確定するまで、常に基礎を大事に指導していたことが結果的に良かったと、田中先生は振り返りをされていました。

国語の出題では、問題文を正確に読み解き、提示された文章について「この部分はどういう事ですか」「この部分がこう言われているのは何故ですか」と問われることは、センターでも、共通でも、二次でも、出題形式がどう変わろうと変化しません。

ただし、その際、選択肢から消去法で考えるのではなく、まず生徒自身が理解し、解答を自分で構築できることが大事であると田中先生はお感じになられており、そのような指導を心掛けていらっしゃるとのことでした。そうすることで、新しい出題形式であっても正答を導き出しやすいのではないかとお話になられました。

特に、共通テストの第一日程は、センター試験から変化した出題であった印象を受けられたそうです。資料同士の関連を読み解いて、資料同士の意味合いを考えないと解けない複数資料問題が少しですが出題されていました。また、「近代文学史」など、幅広い基礎的な知識を問われる問題も見受けられたようです。

古文・漢文では、古文単語・古典文法・漢文の句法などの基礎を強固にして、いかに正確に文章を読み取れるかが勝負だとお感じになられたそうです。

ただし、今後はどのような出題がなされるかわかりません。先入観は持たず、これまでのプレテストからの流れを通して共通テストを見ると、来年度出題されそうな問題が見えてくるのではないかとお話しいただきました。

変化への耐性をつける

田中先生は、来年度の共通テストに関しては、2021年度共通テスト第一日程の延長線上にあるだろうとお感じになられたそうです。

また2021年度共通テストの国語平均点は117.51点ですが、プレテストで目標としていた平均点5割を再度出題目標にされ、今後は難化する可能性もあると予想いただきました。

問題が難化する際には、難しい文章を導入するというよりは、資料の複雑化・多様化・関連性を問う方向か、目新しい出題形式の可能性も考えられるそうです。

どのような問題が出題されるにしろ、まずは基礎力を固め、変化に対応できる力、つまり「変化への耐性」を身につけさせることが重要だとお感じになられているそうです。

生徒は、これから社会に出ていく上でも「変化への耐性」が必要になってくる。国語教育の中でも、基礎を抑えて様々な変化に対応できる「変化への耐性」を身につけさせることが重要だとお話になられました。

2022年入試に向けた実践と課題~生徒につけてあげたい力~

今回の共通テストに際して、国公立の二次試験や私立大学で共通テストを意識した問題が出題されているとお感じになられたそうです。

先ほどもお伝えした「変化への耐性」がキーポイントで、共通テストに関しても、生徒には何が出ても驚かない耐性が必要です。そのために、生徒には様々な可能性を提示しておくことも大事だそうです。

また「読解する力」の育成は不可欠となっています。変化する時代の中、どのように、生徒に読解力を身に着けさせるかを考えていなければならないとお話しいただきました。

その中で、アクティブラーニングの必要性も感じているということです。普段から、会話したり、生徒同士で考えたりすることが必要で、できる限り実現していきたい。アクティブラーニングによって、一つのものに対して多角的に考えることができるようになるのではないかとお感じになられているそうです。

ただし、アクティブラーニングだけでも、演習だけでも、解説だけでもダメで、それらを複合的に学ばせていきたいと田中先生はお話になられました。

2022年入試に向けた実践と課題~教員としてできること~

今後の入試に向けては「基礎力・応用力・対応力」をいかにバランスよく養成するかを考えていくことが重要だと田中先生はお感じになられたそうです。

変化する状況の中ではあるものの、次回の共通テスト、国立二次、私立の一般、すべてにおいて、「文章を正確に読んで考えて適切に表現する力」は必ず問われてくるとのこと。これなくして高得点は難しいです。

授業で基礎を抑え、それを適切に表現し、変化への耐性も身につけさせる。そのために「今、目の前にいる生徒に何ができるか」、様々な方法論を、教員である私たち一人ひとりが考えていくしかない。教員みんなで考えて、学校を継続的に発展させられるように努力していきたい、と熱い言葉で締めくくられ、研究会は大盛況で閉会いたしました。

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2021年6月 取材
2021年9月1日 公開

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