研究会レポート(数学)『2022大学入学共通テストに求められるチカラとは』

PICK UP
ラーンズ主催 研究会情報
ラーンズコネクト
Web会員限定コンテンツ


教科書供給所の方へ
ラーンズの多文化共生事業
研究会

ラーンズ主催の研究会情報

研究会レポート
Web会員限定コンテンツ
2021年6月19日開催 研究会レポート(数学)
『2022大学入学共通テストに求められるチカラとは』

2021年6月19日(土)、名城大学 数学教育研究分野・竹内英人先生をお招きし、オンラインにて「2022大学入学共通テストに求められるチカラとは~大学入学共通テストの問題分析のご報告と指導事例のご講演~」を開催いたしました。ご講演の内容をレポートいたします。

研究会の詳細

講師紹介

竹内 英人(たけうち ひでと)先生
名城大学 数学教育研究分野。
現在は、名城大学 教職センター教授(元愛知県公立高校教員)として、将来、中学校、高校の数学の教員を目指す学生を指導している。新入試(テスト)に向けた数学指導やアクティブラーニングについて研究・実践指導を行う。 また、学校、塾、予備校、企業の垣根を取り払った勉強会を定期的に開催しつつ、全国の高校や塾、予備校に出前授業や教員研修を行っている。著書は『重要問題演習』(ラーンズ)、『キミが学びを深める 数学Ⅱ・B』(ラーンズ)、中学校・高等学校数学検定教科書、『フォーカスゴールド』(啓林館)など多数執筆。

研究会

研究会 2022大学入学共通テストに求められるチカラとは
~大学入学共通テストの問題分析のご報告と指導事例のご講演~
講師 名城大学 数学教育研究分野
竹内 英人
日時 2021年6月19日(土)13:00~15:00
対象 2022大学入学共通テストをご指導される高等学校の先生
開催形式 ZoomでのLIVE配信

研究会レポート

講演の主な内容

  • 2021年度 共通テストの振り返り
  • 共通テストから見えた普段の授業の重要性
  • 2022年度 共通テストの傾向と対策
  • 授業に役立つ数学ネタ

2021年度 共通テストの振り返り

まず、2021年度大学入学共通テストについて、竹内先生の所感をお話しいただきました。竹内先生は、平均点が60点付近で予想より高く、試行調査と比べると穏やかな出題だったとお感じなられたようです。

ただし、あくまで今回のテストは1回目ということで「お試し」のような要素もあり、2回目以降の共通テストが「本番」ではないかとお話しいただきました。

また、公式の丸暗記パターンでは解けない問題が多く、ミスをすると差がついてしまう問題も多かったというような印象をお持ちになったそうです。特に数学IAでは思考力を問う問題が多く、逆に数学ⅡBではこれまでのセンターのような典型的な問題が目立ったとお話しいただきました。

昨年度(センター試験)までは、「目的に応じて数・式、図、表、グラフなどを活用し、一定の手順に従って数学的に処理する力」を問われる問題が大半でした。しかし、共通テストになって、「事象の数量等に着目して数学的な問題を見出すこと」「構想・見通しを立てること」などの日常の事象や数学のよさを実感できる題材なども散見されました。これらを項目ごとに分けて問題と照らし合わせると、授業のアイデアが浮かび上がってくるのではないかとお話になられました。

共通テストから見えた普段の授業の重要性

竹内先生によると、共通テストになってから、現場の高校教員が共通テストの作問委員に入っているため、現場目線の問題が増えているそうです。高校教員が定期考査や実力テストで出したい問題が出題されているとお感じになられたようです。

そのため、普段の授業が非常に重要となり、普段の授業がそのまま共通テストに結びついていくような印象をお持ちになったそうです。より普段の授業が試されるだろうとお話しいただきました。普段の授業をきっちりとこなしていくことで、共通テスト対策になっていくということです。そして、今後もこのような傾向が続くのではないかと予想いただきました。

2022年度 共通テストの傾向と対策

もし、2022年度以降大きく変わるのであれば、2021年度の共通テストで典型的な問題が多く出題された数学ⅡBだと予想されます。難易度としては2021年度の数学ⅠAくらいのイメージで、もう少し「思考力・判断力・表現力」を試すような問題が出題されるだろうとお話しいただきました。

共通テスト実施前は、「今までと同じ指導でいいじゃないか」とお感じなられていた先生と、「これまでよりさらにHow型指導からWhy型指導に切り替えなくてはならない」とお感じになられていた先生がいらっしゃったのですが、実際に共通テストが終わり、後者の先生が増えていると、竹内先生はお感じになられているそうです。

2022年度共通テストに向けては、ペア・グループワークの活用や誤答の掘り下げ、「なぜ?」を考えさせることも有効ではないかとご提示いただきました。

授業に役立つ数学ネタ

今回の研究会では、ご参加いただいている先生方より希望の多かった竹内先生の「すぐに使える授業ネタ」を、特に来年度狙われそうな問題を中心にして、実際に解きながら、問題提供を行っていただきました。

「(数と式)展開⇔因数分解」「因数分解」「絶対値のグラフ」「色々なグラフ」「二次関数(係数の意味)」「三角比」「玉を分ける」「条件付確率」「五心の存在証明」「最短コース」「同じものと見る目」「整数問題」「三次式の展開」「図形と方程式」「三角関数」「指数・対数」「数Ⅱの微分」「積分」「ベクトルの方程式(点の存在条件)」「数列の和」「数列」など、提供された問題パターンは多種多様で、普段の授業や実力テストにすぐにでも使用できそうなネタが多く、研究会は大盛況に終わりました。

Web会員限定コンテンツ

LIVE配信を録画した研究会映像や、講師先生の配布資料などを、ラーンズWeb会員限定で公開しております。会員の方は下記「Web会員限定コンテンツを見る」よりログインしてご覧ください。
ラーンズWeb会員への登録がまだの方は、ぜひこの機会にご登録ください。

 Web会員限定コンテンツを見る  


2021年6月 取材
2021年9月1日 公開

おすすめの教材

『共通テスト対策【実力完成】直前演習 数学』

研究会に関するご質問・ご相談

ラーンズ主催の研究会に関するご質問・ご相談は、お気軽にラーンズお客様センターまでお問い合わせください。

株式会社ラーンズ
 〒700-0807 岡山市北区南方3-7-17
 TEL:0120-548-155(フリーダイヤル)
 受付時間:9:00~17:00(土日祝・年末年始を除く)

 お問い合わせ