研究会レポート(国語)『2023大学入学共通テストに求められるチカラとは』

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2022年6月25日(土)開催 研究会レポート(国語)
『2023大学入学共通テストに求められるチカラとは』

2022年6月25日(土)、埼玉県立大宮高等学校・田中淳一先生をお招きし、オンラインにて「2023大学入学共通テストに求められるチカラとは」を開催いたしました。ご講演の内容をレポートいたします。

研究会の詳細

講師紹介

田中 淳一先生
埼玉県立大宮高等学校 教諭。
大学卒業後、北海道公立高校教員、大学院進学を経て、埼玉県公立高等学校教員として採用される。進路多様校、総合学科高校、現任校と埼玉県で3校経験。 大宮高校では、共通テスト一回目となる入学生の学年主任として持ち上がり、送り出した。現在は、進路指導主事(3年生も担当)。 教科は国語科。校外では、埼玉県立総合教育センター中堅教諭等資質向上研修(10年次研修)講師、共通テスト、大学入試参考書等の執筆協力も行われている。

研究会

研究会 2023大学入学共通テストに求められるチカラとは
~大学入学共通テストの振り返りと指導事例のご講演~
講師 埼玉県立大宮高等学校 田中 淳一
日時 2022年6月25日(土)13:00~14:40
対象 2023大学入学共通テストをご指導される高等学校の先生
開催形式 ZoomでのLIVE配信

研究会レポート

講演の主な内容

・2023年度共通テストに向けて必要な要素
・2023年度共通テスト・大学入試に向けての実践
・田中先生メッセージ ~この後の生徒の人生に少しでもプラスになるように~
・質疑応答

2023年度共通テストに向けて必要な要素

資料全体を要約できる力

共通テストでは、センターと類似の出題に加えて、複数資料等の新しい形式の出題も増えました。それらを解くためには、資料全体を要約できる力が大事だと田中先生はお感じになられているそうです。情報が頭の中で映像化できるとよく、そのためには時代背景などの知識も必要だとお伝えいただきました。

田中先生の授業では、4月から『舞姫』を教材として使用されているそうです。一つの題材をじっくり読み進めることで、記述への対応も可能だとお話しいただきました。

選択肢問題でも解答は記述レベルまで

選択式の問題であっても、文章をいかに読んで、いかに解答を自分の中で構築していくかを考えさせるようにしています。選択式問題でも、記述できるレベルまでもっていくことが大事だと田中先生はお感じになっているからだそうです。

田中先生の授業では、3年生は最初にプリントを解き、周りと比べて考える時間を設けているそうです。そして黒板に記述式の解答を書いてもらい、それを教師が解説しながら採点していきます。記述の長さなども大学に合わせた問題を用意するなど、すぐに授業に活用できそうなヒントも併せてお伝えいただきました。

今年はまだこれからの指導を他の先生方と相談中だそうです。毎年、この学年のこの月にはこうする、と決めてかかるのではなく、目の前にいる生徒の状況に応じて指導方法を考えていくことが大事ではないかとお話しされました。

2023年度共通テスト・大学入試に向けての実践

田中先生は、授業を通して基礎力を定着させることが大事だとお考えになられているそうです。共通テストとなりましたが、今まで通り正確に読み取り考える力が必要です。この力を、いかに授業を通してつけるかに焦点を当てて指導しているとお伝えいただきました。

また、生徒自身に考えてもらうために、アクティブラーニングを実践されているそうです。具体的な事例としては、現代文の小説で、読解し、生徒に選択肢を作ってもらうという授業をされました。選択肢の作られ方や解き方の気づきになるような授業になったとお感じになったそうです。各学校でできる範囲はそれぞれなので、目の前の生徒に何ができるか、教師も生徒と一緒に考える場面を作っていきたいとお話しされました。

そして、生徒には普段から様々な事に取り組ませて、何が出ても大丈夫という状態にしておくことが大事だそうです。その上で、問題集の活用も重要だとお伝えいただきました。

田中先生メッセージ ~この後の生徒の人生に少しでもプラスになるように~

『国語という教科を学ぶことが、高校で最後となる生徒もいます。この後の彼らの人生に少しでもプラスになるように、色々なアイデアを出して授業を実施していきたいと感じています。まず、自分も楽しみ、生徒にも楽しんでほしいですね。なかなか難しいことですが必死になって考えている途中です。先生方もお忙しい中とは思いますが、自由な発想でお互いにできることをやっていきましょう!』と熱い言葉で締めくくられました。

質疑応答

参加された先生方からお寄せいただいた質問に時間の許す限り答えていただきました。

Q. 共通テスト対策を普段の授業にどのように落とし込めば良いでしょうか?

普段の授業が入試対策になっていると感じていますので特別なことはしません。普段の授業が入試対策であり、入試は普段の授業のフィードバックだと考えています。入試問題から逆算した授業にすることは心掛けていることの一つです。また、私自身で言えば、普段から生徒に添削のオファーを受けたり、参考書の執筆などをしたりすることが入試対策をする上で役にたっていると実感しています。

Q. 国語が苦手な生徒に対しての効果的な指導方法を教えて下さい。

生徒と話をしながら一緒に考えていくことが大事だと感じています。どこで躓いているかを、まず生徒自身にわかってもらうことが大切ではないでしょうか。点数が安定しない生徒についても同じことで、特定の部分に苦手があると思うので、その部分を見極めてあげることを大事にしています。

Q. 時間が足りない生徒への対策はどうすれば良いでしょうか?

時間が足りない理由を生徒自身が理解することが大切だと思います。また、古典でできない、時間が足りない理由の一つとして「語彙力不足」がありますが、私は語彙力向上の小テストとして「嫌がらせテスト」というものを実施しています。小テストを隣の子と交換し、採点してもらうので嫌がらせだと思ってつけたネーミングでしたが、生徒には好評です。小テストもつまらないと思ったらやりません。どうにかして生徒が楽しめる仕掛けを作っていきたいと思っています。

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2022年 6月25日 開催
2022年 8月15日 公開

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