試行調査(プレテスト)日本史B 出題内容の分析


「日本史B」大学入学共通テスト 試行調査 出題内容の分析

「日本史B」大学入学共通テスト 試行調査 出題内容の分析

この情報は2018年11月19日時点のものです。

「日本史B」の大学入学共通テスト 試行調査(プレテスト)の出題内容の分析です。
平成30年11月に実施された、大学入試センター「試行調査(平成30年11月実施分)」の問題分析結果をレポートいたします。


出題内容の特徴と構成

「日本史B」の特徴

  •  全6大問構成の36小問で、現行のセンター試験と同様の構成。
  •  前回の試行調査に引き続き、主題を設定して探究学習を行うなど、授業を想定した場面設定がみられた。
  •  史資料から読み取った情報を解釈する問題や、「根拠」となるデータを選ぶ問題など、現行のセンター試験から、より進んだ思考力・判断力を求める問題が散見された。

大問構成

「日本史B」
・出題構成はセンター試験と同じで、全分野から出題されている。
・試行調査ではほぼすべての問題で考察・選択・判断する力が要求されており、一部の設問においては考察した過程や結果を、理由や根拠に基づいてまとめて説明する力まで求められた。

大問構成 「日本史B」大学入学共通テスト 試行調査 写真を拡大する

出題内容の分析

第2問 問3 (地図から読み取れる情報を確認し、その情報と関連する史実を判別する組合せ問題)

【問題内容】
地図から読み取れる情報を確認し、その情報と関連する史実を判別する組合せ問題。

【求められる力】
地図から平野部を中心に進出していったことを読み取る技能に加え、史実と適合するかどうかを点検する力が求められている。また、反転した地図にみられるように、中央政府の東北経営を「蝦夷の立場」からとらえる点も新しい視点として注目しておきたい。


第5問 問2 (松方デフレの影響が人々の生活に与えた影響を示すデータを判別する問題)

【問題内容】
松方デフレの影響が人々の生活に与えた影響を示すデータを判別する問題。

【求められる力】
関税収入額が1894年以降上昇していることから、関税自主権の一部回復が想起できたかどうかがポイントである。松方財政によるデフレの長期化がもたらした影響に着目して、グラフで示された諸事象との関連を明らかにする力が求められた。

分析まとめと今後の指導に向けて

分析まとめ

「日本史B」
・現行のセンター試験と同じく、第1問がテーマ史、第2問が古代、第3問が中世、第4問が近世、第5問と第6問が近現代史という大問構成であった。
・史・資料の読み取りを要する設問が多数出題され、現行のセンター試験に比べ試験時間内に処理すべき情報量が大幅に増えた。日々の学習からさまざまな史・資料に触れるとともに、限られた時間で史・資料を読み取る練習を行うことが重要である。
・考えられる「根拠」となるデータを選ぶ、複数の資料を組み合わせて考察するなど、現行のセンター試験から、より進んだ思考力・判断力を求める設問が散見された。


今後の指導に向けて
史・資料から情報を取り出す技能の育成
現行のセンター試験に比べ、読むべき史・資料の量や、そこから読み取れた情報をもとに思考力・判断力を働かせて解答すべき設問の数が大幅に増加した。こうした問題に対応するためには、日ごろから学習活動の中に史・資料の読解を一層取り入れていくことが重要である。
「変化」や「差異」に対する問題意識の醸成
歴史的事象の正確な理解を促すことはもちろん、生徒が身につけた知識が大きな歴史の流れの中でどのように位置づけられるのか、どのような意義をもつものなのか、他の歴史的事象とどのような関連をもつのかなどを、授業の中で考える機会を設けることが重要である。そのためには、発問を工夫することや、生徒同士での協働的な学びを授業に組み込むことなどを通して、生徒自身が主体的に学びを深めたいと思えるような学びをデザインすることが求められる。

ラーンズ 問題集のご案内

『WINSTEP日本史B  三訂版』

『WINSTEP日本史B 三訂版』
知識を統合して、使える形でインプットします
試行調査問題では、センター試験同様、豊富な資料をもとに出題されており、資料の示し方、設問の形式などに工夫が見られます。このような資料を読解し解釈するには、「基盤となる確かな知識」「資料を読解する技能」、そして「正解を導く論理的な思考力」が必要となります。WINSTEP日本史Bでは、その力を、STEPを踏んで育成していきます。


ラーンズ 問題集のご案内

『Think and Quest 学ぶキミを引き出す 日本史』

『Think and Quest 学ぶキミを引き出す 日本史』
歴史を論理的に考えます
試行調査問題では、様々な資料から情報を抜き出して論理的に考える力や、複眼的な視点で歴史をとらえる力が求められます。このような力を育成するには、時代の特徴や歴史的な概念をとらえる問いに対して、さまざまな見方・考え方を用いながら、他者と協働して学びを深めていくことが求められます。Think and Quest日本史では、その力を、シンキングツールを使用して育成していきます。



ラインアップ

全 3 件(内、1〜3件を表示)

ラーンズ取扱 このロゴの問題集は「ラーンズ直販」です。
書店取扱 このロゴの問題集は「書店取扱い」です。ご注文時に貴校と取引のある書店をご指定ください。
冊子版 ラーンズ取り扱い商品
¥700(税込)
歴史を論理的に考える力が身につく
冊子版 ラーンズ取り扱い商品
¥700(税込)
歴史を論理的に考える力が身につく
冊子版 ラーンズ取り扱い商品
¥930(税込)
知識がつながる!歴史の流れがわかる!!

ページトップへ
このマークは、ウェブサイトを安心してご利用いただける安全の証です ISO27001
IS538539 / ISO 27001:2013
ラーンズではISMSの国際標準規格「ISO27001」を取得。情報資産を適切、安全に保護するため、情報セキュリティ向上に努めております。
えるぼし認定企業
ラーンズでは、えるぼし3段階を取得。女性の活躍推進法に基づき、取り組みの優良企業として厚生労働大臣の認定を受けています。 くるみん認定企業
ラーンズでは、厚生労働大臣より次世代育成支援対策推進法施行規則に定める認定基準を満たし、くるみん認定を受けています。