どう変わる? 大学入試改革 2020年
文科省 2020年 大学入試改革
2017年5月16日、文部科学省より「高大接続改革の進捗状況について」が発表され、大学入試センター試験(以下、センター試験)に代わり2020年度(平成32年度)から導入される「大学入学共通テスト(仮称)」(以下、「共通テスト」)について実施方針案が明らかになりました。
そこでラーンズ編集部では、2020年に向けて、どのように大学入試改革が進められていくのか、入試制度改革の要点や傾向をまとめ、先生方に最新の情報をお届けしてまいります。
2017年5月16日、文部科学省より「高大接続改革の進捗状況について」が発表され、大学入試センター試験(以下、センター試験)に代わり2020年度(平成32年度)から導入される「大学入学共通テスト(仮称)」(以下、「共通テスト」)について実施方針案が明らかになりました。
そこでラーンズ編集部では、2020年に向けて、どのように大学入試改革が進められていくのか、入試制度改革の要点や傾向をまとめ、先生方に最新の情報をお届けしてまいります。
試行調査の概要と趣旨
試行調査の趣旨
平成29年7月に文部科学省から公表された「大学入学共通テスト実施方針」において,プレテストを通して問題作成や採点方法等について検証が求められた。そのため,平成29年11月の試行調査(プレテスト)では,マーク式問題を含め,知識の深い理解と,思考力・判断力,表現力を一層重視した問題作成の工夫・改善を行い,解答状況等を分析するとともに,記述式問題における正答の条件のあり方や採点体制,採点期間等について検証を行う。
※今回の問題構成や内容が必ずしもそのまま平成32年度からの大学入学共通テストに受け継がれるものではない。
試行調査の問題概要と分析
大学入学共通テスト導入に向けた試行調査(平成29年11月実施分)の問題概要と分析
実施期間
平成29年度11月13日(月)~24日(金)
参加する協力校が任意の日時で実施(各協力校でを会場として実施)
試行調査の概要と趣旨 | ||
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【記述式+マーク式】 | 【マーク式】 | |
実施科目 |
国語,数学Ⅰ・数学A ※記述式問題は,小問3問 ※その他,アンケート,自己採点を実施 |
世界史B,日本史B,地理B,現代社会,数学Ⅱ・数学B,物理,化学,生物,地学 ※その他,アンケートを実施 |
試験時間 |
国語:100分 数学Ⅰ・数学A:70分 |
60分 |
実施規模 |
国語:64,617人 数学Ⅰ・数学A:53,788人 |
数学Ⅱ・数学B:16,015人 世界史B:6,374人,日本史B:8,308人,地理B:4,875人,現代社会:5,166人 物理:6,139人,化学:7,004人,生物:5,131人,地学:712人 |
受検対象者 | 高校2年生以上 | 原則高校3年生 |
※英語,受検上の配慮(点字問題)については,平成30年2月実施。
「大学入学共通テスト」に向けた今後のスケジュール
試行調査の概要と趣旨 | ||
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時期(予定) | 内容 | |
平成30年2月13日~3月3日 |
2月試行調査(プレテスト) (英語,受検上の配慮(点字問題)) |
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平成30年11月10日~11日 | 平成30年度試行調査(プレテスト) | |
平成31年度初頭 | 「大学入学共通テスト実施大綱」の策定・公表 | |
平成31年度内 | 平成29,30年度の結果を踏まえつつ,確認のための試行調査(プレテスト)の実施について,今後検討 | |
平成33年1月中旬 | 「大学入学共通テスト」の実施 |
※大学入試センター「大学入学共通テスト導入に向けた試行調査(プレテスト)について」(2017年10月)より。
2017年12月19日 公開