「意味順」でつくる英語をたのしむ

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意味順


この問題集の特徴

英語って、こんなに簡単だったんだ
たった1つのパターンで英語を表現できる
「意味順」でつくる英語をたのしむ
「英語は重要だけど、難しい」
これは多くの生徒が抱いている正直な気持ちだと思います。こうした気持ちに十分に配慮しながら、有効な英語の学習法・指導法として考案された「意味順」を紹介します。
「意味順」って何?
英語には「語句の順序が変わると、意味も変わる」という特徴があります。ですから、英語では語句の順序をマスターすることがとても重要なのです。意味の観点から英文をとらえると、実は英文は基本的には「意味のまとまりの順序」から成り立っていることがわかります。これを「意味順」と呼びます。
「学校指導用」教材
学校でご活用いただける教材にするために、高校の先生のご意見をいただきながら教材の構成を考えました。各UNITは、以下の3つのパートに分けており、段階的に理解が深まるようにしています。
1.「英文の作り方を理解する!」 Lecture + Practice A
2.「基本的な英文が書けるようになる!」 Practice B
3.「自分で英文が作れるようになる!」 Practice C + Interaction


たった1つのパターンで
英文は基本的には、「だれが」「する(です)」「だれ・なに」「どこ」「いつ」 という「意味のまとまりの順序=意味順」から成り立っています。このたった1つのパターンに沿って英語の語句を並べていくだけで英文が作れます。5文型との互換性もあるので文構造の指導に有効です。
最小限の文法用語で
覚えるべき文法用語が多い、またその文法用語の意味がわからなくて英語が嫌いになっている生徒はたくさんいます。「意味順」では、できるだけ難解な文法用語を使わないように努めています。生徒は苦手意識を持つことなく、中学英語をもう一度とらえ直すことができます。
感覚的に英語がわかる
本書の「意味順」BOXに、「意味順」の順序に沿って、まずは日本語を入れていきます。次に、それに適した英語の語句を入れていくだけで、自然と英文が出来上がります。この演習を通して生徒には、英語のしくみやルールが自然と身に付いていきます。さらに、英語が楽しい、使えるという自信が生まれます。

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英語を感覚的に習得!「意味順」でつくる英語をたのしむ

こんな高校の先生方に

  • 英語に苦手意識を持っている生徒に自信をつけさせたいと思っている先生。
  • 英語は「簡単だったんだ」「わかるようになった!」と生徒に感じさせたい先生。
  • 英語で自分の意見や気持ちを伝えることができる生徒を増やしたい先生。

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詳細

監修者から

ラーンズ編集部
田地野 彰

平成29年度の文部科学省による約6万人の高校3年生を対象とした調査によると、生徒は概して「話す」「書く」といった産出技能に問題を抱えており、「書くこと」の課題に関して約15%の生徒が0点であったと報告されています(文部科学省2018)。
「生徒は英文を作ることができない」― これまでの文構造の指導法について見直すべき時期に来ているのではないでしょうか。
ここで紹介する「意味順」は、意味の観点から文構造をとらえなおしたものであり、難解な文法用語を過度に使用することもありません。また従来の5文型とも互換性があります。目的語や補語といった文法用語を介することなく、直接意味から英文を作ることができます。
なお、「意味順」指導の教育効果については、英語教育分野の研究者や授業実践者により検証が行われ、学術論文や専門書を通してその高い有効性が報告されています。

田地野 彰 プロフィール

名古屋外国語大学外国語学部教授。京都大学名誉教授。専門は教育言語学・英語教育。言語学博士(Ph.D.)。一般社団法人大学英語教育学会(JACET)理事・副会長。これまで、英語教育分野における代表的な国際誌 ELT Journal (英国オックスフォード大学出版局)の編集・査読委員をはじめ、NHKテレビ語学番組 Eテレ「基礎英語ミニ」の監修やNHKラジオテキスト「基礎英語1」にて「あたらしい英語の教科書」コーナーの連載などを担当。

「意味順」に関するおもな著書としては、『<意味順>英作文のすすめ』(岩波ジュニア新書,2011)、『「意味順」で中学英語をやり直す本』(監修:KADOKAWA/中経出版, 2012)、『学習英文法を見直したい』(共著:研究社, 2012)、『NHK基礎英語 中学英語完全マスター「意味順」英語書き込み練習帳』(NHK出版, 2014)、『シグマベスト「意味順」ですっきりわかる高校基礎英語』(監修:文英堂,2014)、A New Approach to English Pedagogical Grammar: The Order of Meanings(編著:Routledge, U.K. 2018)、A Systems Approach to Language Pedagogy(編著:Springer Nature, 2019)など多数。
現在は、大学だけでなく、小学校や中学校、高等学校の生徒や先生方を対象とした講演会・研究会などで講師も務める。

本書の使い方

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導入校の声

「どうやったら英語を使えるようになるか」

久留米大学附設高等学校中学校(全日制/普通科)
1950年、附設高等学校設立。1969年には附設中学が設立され、中・高一貫教育を開始。高校は2005年、中学は2013年から女子生徒を受け入れ、中高での男女共学化が完成。卒業生は東京大学や九州大学医学部をはじめとする難関大学に毎年多数進学している。
導入校の声
久留米大学附設
高等学校中学校
藤木 克哉先生

―― 御校で「意味順」というのは意外な感じがしました。

偉そうなことを言いますが(笑)、授業の仕方って、授業をする人の目的によって変わると思うんです。私は、生徒に英語を使えるようになってほしいと考えています。だから、中学1年を担当することになったとき、まずは生徒に「意味順」の概念を定着させようと思いました。語順の違いこそが英語と日本語との決定的な差異なので、「意味順」を英文法習得のはじめの一歩にすべきと考えたのです。「意味順」は、日本語から入り「意味順」という概念を通って英語を考えるという仕組み。これがほんとうに素晴らしい。もちろん、英語の力や高い言語能力があれば、自分の言いたいことから直接英語を考えることができるでしょう。でもそれはなかなか難しく、「言語的には大人」な中学生にとって母語を用いた概念や思考を使わないのはもったいないと思います。

―― 「意味順」は低学年向き?

「意味順」で使われる用語などは、中学までの方がなじみやすいとは思います。でも、実際は、複雑な構造の文章を理解させるのに「意味順」がほんとうに役に立ちます。また、産出技能を助ける概念として「意味順」はたいへん優れています。これからの入試ではこの産出技能がますます求められるようになってきます。その時、「和文和訳をして自分の書きたい日本語を書ける日本語にする。そしてそれを意味順BOXに入れて完成」という考え方は、とても有効だと思いますよ。

―― 試験でも面白い出題をされているとか。

某難関大学の出題を参考に、生徒の発想力を試せるライティングの問題を出しています。とはいえまだ中1なので、単語がわからない場合はローマ字でもいいとしていますが(笑)。もちろん英語には単語をはじめ、色々と細かい知識が必要です。でもそれよりももっと先に固めるべきことがあると思うんです。とにかくめざすのは、英語が使えるようになること。そのためには、最初に「意味順」という概念をしっかりと定着させ、それから知識をたくさん与えて、存分に英語を使わせていこうと思っています。


「生徒にとっての取り組みやすさが魅力」

埼玉県立和光国際高等学校(全日制/普通科・外国語科)
全国初の公立の国際高校として1987年に設立。Read, See & Think.「読んで、見て、そして考えよ。」をスクールモットーとし、グローバルリーダーの育成を目指す。外国語教育を重視し、さまざまな国際交流活動に取り組んでいる。
導入校の声
埼玉県立
和光国際高等学校
三沢 渉先生

―― 「意味順」を採り入れてみようと思ったきっかけは?
当時教えていた生徒(前任校:埼玉県立川口青陵高校)の多くは、英語を苦手としていました。そこで、講演で田地野先生から紹介していただいた「意味順」を試してみようかなと思いました。実際にやってみると、「意味順」では難しい言葉が出てこないからか、生徒たちは思いのほか理解してくれたように感じました。

―― 学校を異動されてからは?
1年生の夏休みの課外授業で「意味順」をやってみました。英語への興味・関心が高い生徒たちが、「意味順」に対してどのような反応を示すかは、私自身も興味深かったですね。 やってみると、やはりヨコ軸はスッと理解してくれました。型がはっきりしているので、型を覚えるという効果は大きいと感じましたね。タテ軸に関しては、たとえば「だれが」のBOXだけでも、おさえるべき要素はたくさんありますので、そこは丁寧に解説を補いながら進めていきました。優秀な生徒から「まだ日本語もわかっていないところがあるな」という感想が聞けたことは印象的でしたね。言葉の仕組みについての自覚が芽生えたという点で、ほんとうにやってよかったと思いました。

―― 「意味順」の印象は?
日本語で考えることができる「意味順」は、とても上手に単純化されていると思います。だから、生徒にとってはとても取り組みやすい学習法といえるのではないでしょうか。私が教えた生徒の中でも、英語が苦手だったのに夢中で英語の問題に取り組むようになれた生徒というのは一定数いました。 学校で指導されている先生の中にもきっと「英語で教えるだけでいいのだろうか?」と感じられている方もいらっしゃると思います。そのような先生にはぜひ「意味順」にトライしてもらいたいですね。

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