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休校中のオンライン授業を振り返る -今後、オンライン授業に取り組まれる先生方へ-

全国の学校の先生より

はじめに
新型コロナウイルスの感染拡大防止のための休校が3月から始まり、4月、5月と長期化する中で、徐々にオンラインによる指導・授業が行われるようになりました。

令和2年6月21日に内閣府より発信された「新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査(調査期間:5月25日~6月5日)」では、高校生の回答は次のようになっており、おおよそ半数の生徒がオンライン授業を経験していました。

質問:通学している学校で、オンライン授業を受講しましたか
通常通りの授業をオンラインで受講した 13.3%
一部の授業をオンラインで受講した 36.7%
受講していない 50.0%

第2波も心配されている中、学校様によってまた先生によっては、今後、オンライン授業に初めて取り組まれる可能性もあります。そこで、すでにオンライン授業を行っていらっしゃる先生方のご協力を得て、オンライン授業における留意点をまとめました。

まだ取り組まれていない先生も、すでに取り組まれた先生も、実践状況の共有を通じて、今後のご指導の一助になりましたら幸いです。

株式会社ラーンズ マーケティング・営業部
部長 陶山 佐和人



INDEX
「物理的につながる」方法については、すでにさまざまなマニュアル類が発信されています。
ここでは、指導の中身に関わることを中心に、教育的効果を高めるためのさまざまな工夫や留意点を取材をし、まとめています。
オンライン授業で価値ある指導ができるということを感じ取っていただけたら幸いです。


初めての先生方へ

オンライン授業を考えるための全体像


オンライン授業を始めるにあたって、確認しなければならないこと、IT環境や目的に応じて決定しなければならないこと、進めながらでも不断に検討していかなければならないことがあります。

オンライン授業でできること(1)~同時双方向型~


同時双方向型の授業を実現するためにWeb会議システムが必要です。Web会議システムには複数の種類があり、有料・無料さまざまですが、概ね、次のようなことができます。
(詳細は、各アプリケーションの案内やマニュアルをご覧ください。)

オンライン授業でできること(2)~オンデマンド型~


オンデマンド型とは、事前に作成した動画等を視聴することによって、生徒が学びたい時間に学びたい教科や範囲を受講するタイプの、一方向のオンライン授業です。
同一学年内で共有することも、次年度に活用することもできる財産となります。

どのような環境でオンライン授業ができるのか


学校や自治体・学校法人の方針、環境整備状況等によって、すぐにオンライン授業(主に同時双方向型)が行えない場合があります。平時のうちに確認をしておくことが望まれます。
どのような環境でオンライン授業ができるのか
種別 確認ポイント 説明
広域ネットワーク 自治体や学校法人全体のネットワークの通信容量がすでにひっ迫していないか。 多数の動画やWeb会議の通信が行われることでの負荷増大を考慮する必要があります。まずは実際にやってみて、スムーズに動くかのテストをしてみるとよいでしょう。
校内LAN 校内のネットワークの通信容量がすでにひっ迫していないか。
Wi-Fi敷設場所 多くの先生がオンライン授業を行われる場合、声が入らないように様々な場所でアクセスできるようにする必要があります。パソコンを使って行う場合はLANケーブルの敷設場所でも実施可能です。
アプリの利用 自治体・学校法人・学校としてのWeb会議システム(またはそれを含む統合ツール)の契約がなされているか。 2020年春は各メーカーより学校への無償提供も行われましたが、今後は契約を求められることもあります。
無料のものも含め、先生用端末へのWeb会議システムのアプリケーションをインストールすることが可能か。 端末導入時のアプリケーション以外のインストールの制限がかけられている場合があります。
(いざとなったら)先生個人の端末を学校のネットワークで利用することができるか。 セキュリティ管理上望ましくありませんが、先生用端末へのアプリのインストールができない場合、この方法もあります。
(いざとなったら)在宅勤務でのオンライン授業が可能か。 セキュリティ管理上望ましくありませんが、授業に必要なものを持ち帰ること、生徒の個人情報へ自宅のパソコンからアクセスすることの許可が得られれば、自宅からでも可能です。
生徒側の環境 家庭にWi-Fi環境があるか。 2020年春は、携帯電話会社の特別対応で、学生の通信容量の上限を大幅に緩和しましたが、原則としてWi-Fi環境を前提にしておいた方がよいです。
端末を持っているか。 スマートフォンでもオンライン授業は可能です。
生徒への連絡手段 個々の生徒へのデジタルでの連絡方法が確立しているか。 コミュニケーションツールやメール等を通じて授業(Web会議)の連絡をする必要があります。

同時双方向型とオンデマンド型の選択


同時双方向型で行うか、オンデマンド型で行うかは、IT環境との関係、平時の授業スタイルや教科・単元の特性等によって選択されています。

同時双方向型
・教育活動として、同時双方向型の方が望ましい。
・最初はオンデマンド型でオンライン授業をやり始めたが、生徒がなかなか見ないので、同時双方向型にチャレンジした。
・平時から授業では生徒たちが協働して学ぶスタイルなので、同時双方向型で同じように行った。
オンデマンド型
・セキュリティポリシーにより、Web会議システムが使えず、オンデマンド型で動画配信を行った。
・普段、講義形式の授業スタイルが多い場合は、オンデマンド型のほうが親和性が高い。
併用
・同時双方向型での授業時間を短くするために、動画で済むところは動画を作成し、家庭学習の時間に予習として見てもらうようにした。
・教科や単元の特性によって、校内でも各先生が使い分けていた。
・通信環境があまりよくないので、ショートタイムホームルームや少人数の課外授業、オンライン自習室の設置は同時双方向型で、正課の授業はオンデマンド型で行った。


つながる

「つながる」ためのネット上の場づくり


入学・進級の時期を休校状態で迎えるという異例の状況であったこともあり、同時双方向型で「つながる」こと自体に高い価値がありましたが、さらにさまざまな工夫によって生徒の安心感を醸成し、学びに向かうための土台づくりをされていました。

マインドセット~先生、生徒全員で共有すること~
・学びを止めない、 つながり続ける 。
・生徒のイメージ(オンデマンド型)と先生のイメージ(1対40人で同時双方向型)とにギャップがあった。急な休校だったため、休校前に十分なイメージ共有ができなかった。
・登校日に学校内で実際につながる体験を行い、イメージ共有を図った。
・失敗を恐れない。うまくいかないことは当然。先生も背伸びすることなく、やれることを考え、うまくいかなくても、先生、生徒全員が許容する。失敗して「ごめん」という姿勢でよい。
・先生と生徒と同じ目線で、提供したいことと求めていることをマッチさせる。
・学校に意識を向かせることを中心に据え、授業進度は追求しない。(特に入学・進級時)
・難しい状況が出てきたら、先生も生徒もオンライン授業(への参加)はいったんストップ。
不安の解消
不安 状況・対応等
未知・未体験 端末操作・技術的な面 ・デジタルネイティブとはいえ、何でも使える状態ではない。
・ゆっくり、少しずつ進める。「うまく接続できなくても、途中で切断されてしまってもいいよ」をくり返す。
Web会議での映像ON/OFF ・生徒は映像をONにすることで、背景や部屋着姿が映ることに抵抗を感じている。
・背景変更の機能を使いこなせない生徒がいる。
・顔を出すことを強制しない。
「強制はしないが、ぜひ付けてほしい。」
・セキュリティ上、誰が入ってきているかわからないので、顔を見せてほしいと考えてしまうが、強制は絶対にしない。その代わり、名前はわかるように表示するルールとした。
オンラインでつながること ・オンライン環境に慣れることに1週間かけた。「自分が好きなものをもってきて紹介して」「赤いものを家の中から探して持ってきて」など。
将来・進路 授業へのモチベーション ・「冷蔵庫にあるもので料理を考えよう」⇒食料と教科との関係⇒徐々に学習へ。


授業デザイン

オンライン授業づくりに向けての心構え


オンラインでの学習は、思いの外、生徒にも負荷がかかります。時間設定や授業形態・学習活動の設計をオンライン授業に最適化する必要があります。どう変えればよいか、先生がお悩みになるところは「生徒に聞く」ということが有効のようです。

◆生徒のモチベーション
・教室内では、「強制力」で授業が成立していた。オンライン授業では「強制力」は効きにくい。生徒のモチベーションで授業の成否が決まる。「学びたい」「やりたい」をいかに引き出すかが最大のカギ。

◆生徒の状況・ニーズへの対応
・やりながら、生徒の様子を見て、声も聞いて、変えていく。生徒の状況によってやりたいことは違う。それまでの教室での授業と同じように学びたいという場合もあれば、受験学年であれば演習解説をしてほしいと考えることもある。それに合わせる。

◆トータルの学習時間
・オンライン授業は、50分×6~7時限をフルで行うことは生徒の集中力の観点から困難である。短い時間しか接することができないので、それ以外の時間でいかに自ら学ぼうとするかが重要。普段できない関心事について調べるなど、生徒の時間を大事にする指導が望ましい。

◆先生と生徒の関係性
・前年度も教えていた学年と初めて教える学年では、教え方を変える。前者はどういう授業でどういう要求がなされるか生徒も理解しているので、平時と同様の進め方が可能になるが、後者は、関係性を作り、学び方を会得するところに時間をかける必要がある。
・休校時のコミュニケーションの在り方によって、先生が生徒の学びをサポートする役割を果たせるような関係性に変わっていけるようにする。

◆教室での授業との関係性
・教室での授業の延長と考えない方がよい。生徒の構えも時間の組み立てが違うので、授業の目的も異なる。


授業時間の設定


時間割
・生徒は教室では1/40名だが、オンラインでは先生と1対1で向き合っている気持ちになる。
・長い時間は集中力がもたない。

  ↓  <試行錯誤・アンケートの結果>

・1コマ30分を標準時間とした。
・1日3~4コマを標準として時間割を設計。
(元の時間割の1~3限をやる週と4~6、7限をやる週を交互に、等)

・生徒アンケートにより50分授業を40分に。
・オンライン授業用に特別時間割を組んだ。
一日の時間の設定例
指導内容の精選(地歴公民・理科)
・教科書をすべてやろうと考えずに、学習指導要領に立ち戻る。反転授業の形式で必修事項にしぼって指導。進度はそれほど遅れなかった。
指導内容の精選(国語)
・無料版アプリの機能制限により40分に。

・50分の授業を40分にするために内容の選別・見直しが必要。「この説明、この言葉で伝わるか」という観点で詳細を見直した。それによってかえって授業が充実。
・先生による音読(範読)の時間は、オンデマンド動画に持って行った。
・緩急を付けてよもやま話をしゃべる時間がなく、遊びのない授業になってしまった。

1コマの中の構成


授業形態(国語)
・平常授業でも使用するプリント を準備し、画面表示。終了後にアーカイブとして配信。
・前回の復習テスト/言葉のテストを画面表示
 →解答
・ペア学習
 音読・割読み(←予習時にお手本動画視聴)
 終了時に学んだことを相互にプレゼンテーション
・グループ学習、プレゼンテーション等の発表
 記述問題の解答例を先生から全体に示した後に、グループ内の解答について
 相互に評価し合う。
 グループは、「リーダー」「書記」「盛り上げる係」「全員の前で発表する係」の
 4人で構成。プレゼン等も、グループを作り、同様の形式で実施した。
・学んだことや知りたいことをチャットに入力
 →平時は振り返りを記入したプリントをコピーして切り貼りをしてフィードバック。
 オンラインのチャットで集まったものをまとめてテキストデータで蓄積して共有できるのは
 大きな省力化となった。

・教室での授業と異なり、聞くだけになりがちの生徒も、全員発言せざるを得ないような環境になり、よく発言している。「対話力」の向上 を感じた。
授業形態(地歴公民)
・教室での授業と同様の流れ。
・発表だけでなく、入力という方法でも意見形成・表出ができ、データで残せる。
・登校可能後の授業でも、オンラインでバズセッションを行っている。新しい自己表現の在り方。

・講義のみで30~40分のオンライン授業は成立しにくい。
・平時の授業も生徒の活動中心に組み立てられていたら、オンライン・オフライン関係ない。

その他指導内容に関わること


授業形態(理科)
・「レクチャーの日」と、 「クリエーションの日」を分ける。
・「レクチャーの日」には、講義を受けて、生徒が意見を出したり、問い(Essential Question)を立て共有し合ったりする。
 ex.) 同じ遺伝情報を持った細胞が多様な形態や機能を持つことができるのはなぜか?
・「クリエーションの日」には、ノート、レポート、ポスター、動画等を作成する。紙で作成した場合は画像にして(写真を撮って)提出する。
授業形態(総合/探究)
・部活動ができなかったため、生徒は探究活動をやりたがっていた。地域の防災活動をオンラインで行った。これからも地域とオンラインでつながって行っていく。
使用教材・教材の提示
・通常授業でも使っているプリント使用。タブレット端末で手書きの書き込みができるアプリを使ってWeb会議システムの機能を使って画面上で共有。プリントは生徒へも配信。
・板書に当たるプリントを作成。
・生徒は必ずしもプリントアウトできる環境にないことを配慮する。
その他留意点
・グループワークは生徒の人間関係ができていないと難しい。
・理科の実験や標本観察は一定の実施はできる。ただしインパクトが小さいので、対面授業でフォローするのが望ましい。
・音読の声は、在宅勤務をしている家族がいた場合、迷惑をかけたかもしれない。音楽の先生は、歌は周囲の環境によって口パクでもよいと指導されていた。


オンデマンド型

オンデマンド型で行う場合の留意点


どうしたら生徒は動画を集中して見るのか
・基本的に先生は見てほしいが、多くの生徒は「見たい」とは思っていない。
・「見たい」と思ってもらうために、一般の人気のある動画を研究。コンテンツへの興味だけでなく、作り方で引き付けている。効果音・文字・アニメーション等。
・1本あたり 5分~8分で設計。
動画を配信しっぱなしにしない
・校内の自習室開放時に卒業生に来てもらっていたが、オンライン自習室に切り替え。卒業生もオンラインで質問に答えたり、チューターとしてアドバイスしたりしている。
  →遠隔地に進学した卒業生の協力の可能性
・オンラインにしたことで、自習室利用者が倍増
・メールその他コミュニケーションツールで質問を受け付ける方法を確立し、生徒に知らせる。
動画のコンセプト(英語)
・文法解説についての動画は世の中にたくさん優秀なものがあるので、内容面ではそちらを見てもらえばよい。学校では教科書の内容に関わる動画を作成すればよい。
・生徒に「おもしろい」と思ってもらえる動画を作る。
・短時間なので、知識注入ではなく、学び方を学ぶことを重視した内容構成にする。
(例)動画は8分12秒
 STEP1 辞書なしで英語表現教科書を速読
 STEP2 辞書を使って意味と読みをインプット
 STEP3 精読
 STEP4 自分の意見を構築
・ポイントの解説・動画停止指示をしながら上記STEPごとの学習に並走。
・自分でできることが大切であり、細かい解説はせず、勉強のポイントだけを伝えた。

動画作成について


授業撮影
・一人が黒板の前でPCのカメラに向かって授業。もう一人が撮影と編集を担当。交代で行った。
・他の先生の授業を見ることはあまりないので、授業力向上にもつながった。
・黒板を広く映すと、スマホで視聴する生徒には字が小さくて読みにくくなる。
動画の構成、他の資料との連携
・教室での授業と同様、演習の時間を想定して、「ここで10分間映像を止めて問題を解こう」などのキューを入れる。
・動画をホームページやファイル共有ツールからダウンロードして見る場合は、他の資料・教材があれば同じところからダウンロードできるようにしておく。
端末上での動画作成
・各端末、各OSのプレゼンテーション系のアプリケーションで作成可能。
・資料やプリント等の画像を取り込み、それに対して音声や動画で解説を加えたり、タブレット端末の画面上で手書きで書き込んだりしていくと、一つのまとまった動画となる。


その他

指導に関するその他


留意点
・一人で抱えない。学校ICT環境の担当の教職員とチームで動かす。苦手な先生は組織として助ける。
・同時双方向型で行う場合、1校時を通して講義中心の授業スタイルよりも、生徒から考えや調べたこと等を引き出すスタイルを加えた方が親和性が高い。普段の 授業スタイルを見直すことで、オンライン授業が必要になったときに スムーズな移行が可能。
・「できる人から」「できることから」始める、でよいが、めざすところは学年主体でも、教科主体でも、学校全体での取り組み。
・コロナ禍前の 今までスタイル に固執せず 、今後もオンライン授業が必要な状況が 起こる可能性を理解しながら、そこにつながる教育活動を。
・第2波が来るという前提で、今後一斉休校になった場合、先生の力がなくても、自走して学習を進めることがを進めることができるだけの 「学ぶ力」を付けることが大切。
平時の指導への応用
・時間と場所を超えることができるツール。学校から離れた場所から、校内外の方の協力で“現場”の状況を学べる。
・ゆったりとスタートできるので、不登校の生徒も入ることができた。入学・進級後1週間~1か月程度、オンライン期間を置いてゆるやかにスタートするという考え方もできる。
・調べてきたこと、考えたこと等の発表は、教室内でネットワークにつないで端末上で行う。活発な発言による飛沫を避けるとともに、消極的な生徒もアウトプットしやすい。
・大雨警報発令等の休校時に活用できた。
・探究などで社会人との連携がやりやすい。生徒と社会人との対話もできる。
・動画で基礎事項をインプットして授業に臨むスタイルが定着し始めているので、平時でも動画作成を続ける予定。基礎事項は家庭学習で、学校では演習を、というスタイルに。

その他


生徒の変化
・中止になった文化祭の代わりに、生徒の発案でオンライン文化祭をやることになった。主体的、前向きにいろいろなことに取り組めるようになったと感じる。
・主体性が高まったと感じる。
・(数学)オンデマンド動画をきちんと見た生徒の方が答案の作り方がよい。
保護者との信頼関係
・家庭での環境(端末・通信)に依拠する部分も大きい。保護者の理解が不可欠。日ごろからの信頼関係の構築が緊急時はありがたい。
チャットの活用
・投げかけをしたら、すぐに感想等を出してくれるので、生徒の理解度や状況がよくわかった。
・前時の確認の際にチャットで生徒の理解状況を集めれば、すぐに復習するなどの手が打てる。
ネットワークや機器について
・一番のストレスは音声がとぎれること。学校側(先生側)のネットワークの通信容量には十分注意を。映像をOFFにして、声だけでもつなぐ。
・生徒側はスマホでも同時双方向型オンライン授業は成立している。1人1台環境でなくてもできる。
・スマホでは複数のアプリを開こうとすると難しい。
・イヤホンまたはヘッドホンは必須。ハウリング対策。
・外付けのマイクはそれほど効果はなかった。
・タブレット端末があれば、書き込みながらの指導が可能。
・PCとタブレット端末の両方を同時につなぐのがベスト。2台あれば、教材画面提示と、チャットによる生徒の書き込み状況確認が同時にやりやすい。


最後に
令和元年4月の補正予算で、
 「学校ネットワーク環境の全校整備事業」
  :光回線やWi-Fi環境の整備
 「学校からの遠隔学習機能の強化事業」
  :学校側で使用するカメラやマイクなどの通信装置等の整備
の費用の補助がなされることが決まりました。

今回のインタビューを行う中で、先生方は、一斉休校対応のためだけではなく、生徒たちにとっての新たな学びのツールとしてのオンライン授業ということに意識を移されていると感じました。

第2波、再度の一斉休校とは関係なく、より多くの学校様で環境を整備され、様々な体験や学びの場が広がることが、生徒たちのさらなる成長につながることと存じます。


インタビュー取材にご協力いただいた先生方
ご勤務校 お名前 ご担当教科・科目
北海道 市立札幌藻岩高等学校 佐々木佑季先生 数学
宮城県 宮城県仙台第三高等学校 西村吉史先生 英語
東京都 上野学園中学校・高等学校 藤井亮太朗先生 世界史
東京都 新渡戸文化中学校・新渡戸文化高等学校 奥津憲人先生 生物
神奈川県 聖和学院中学校・髙等学校 栢本さゆり先生 国語

多くの貴重な情報をいただき、誠にありがとうございました。心より御礼申し上げます。



本情報は、2020年07月22日現在のものです。


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