研究会レポート(今未来手帳)『生徒の「基礎学力」「学習意欲」「自己管理力」向上を実現する取組みと組織づくり』

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2022年2月18日(金)開催 研究会レポート(今未来手帳)
『生徒の「基礎学力」「学習意欲」「自己管理力」向上を実現する取組みと組織づくり』

2022年2月18日(金)、茨城県立守谷高等学校・横島真澄先生をお招きし、オンラインにて「生徒の「自己管理力」「学力」「学ぶ意識」を向上させた茨城県立守谷高等学校3年間の取り組み研究会」を開催いたしました。ご講演の内容をレポートいたします。

研究会の詳細

講師紹介

横島真澄 先生
茨城県立守谷高等学校 3学年主任 英語科
英語教師として茎崎高等学校、水海道第一高等学校に勤務。現在校は9年目。赴任当初より、7年間担任、進路指導部を担当した。今年度は3学年主任として「自走できる生徒の育成」に取り組む。2019年度「手帳もりすけ」導入の中心メンバーとして、さまざまな活用のしかけを作り、今に至る。

研究会

研究会 生徒の「基礎学力」「学習意欲」「自己管理力」向上を実現する取組みと組織づくり
~外部アセスメントと今未来手帳の有効活用実践事例~
講師 茨城県立守谷高等学校 3学年主任 英語科 横島真澄 先生
日時 2022年2月18日(金)16:00~17:30
対象 全国の高等学校・中等教育学校の先生
開催形式 ZoomでのLIVE配信

研究会レポート

講演の主な内容

・本校生の課題と自己管理力向上への取り組み
・学力、学ぶ意識向上への取り組み
・デジタルツールと手帳の併用
・3年次の手帳指導
・3年間の生徒の成長と変容、取り組みのまとめ
・おわりに

本校生の課題と自己管理力向上への取り組み

今未来手帳導入前の守谷高等学校の生徒の課題は、基本的な学習習慣が身についていないことや、学力の重要性が把握できていないことだったというお話からご講演が始まりました。ベネッセの基礎力診断テストにおけるGTZ(ベネッセ独自のS1~D3の15段階で学力の位置を評価したもの)でもD層が少なくなかったそうです。メンタル面では自己肯定感が低く、進路への意識も希薄でした。横島先生はその状況を『変えたい』と強くお感じになられ、今未来手帳の導入を決めたそうです。

導入後、まずは「人の話を聞いて、手帳に書かせること」を徹底されたそうです。プリント配布や教室掲示を減らし、連絡や情報の管理を手帳で一元化させました。「目的」と「理由」を明確に伝えたのも良かったとお話しいただきました。手帳に「もりすけ」というニックネームをつけ、生徒に親しみを持ってもらう工夫もされたそうです。

もりすけに書かせることで配布するプリント類を減らし、回収やチェックはしないことで、先生方の負担を減らせるような運用を心掛けたそうです。定期考査の範囲も、プリントで配布せずにもりすけに書き込ませているので、生徒は「書かないと自分が困る」状態になっていったとお話しいただきました。

学力、学ぶ意識向上への取り組み

もりすけには、外部試験、資格試験、模試や定期考査の目標や結果(平均点を含む)を書くことで振り返りをしやすくされたそうです。基礎力診断テストのGTZでは、Cゾーンを目指す意識付けもされたそうです。

こうしていく中で、学年問わず資格試験そのものを受検する生徒が10倍以上増加しました。「自分の立ち位置の確認」や「振り返り」をすることで学習意欲は高まると横島先生はお感じになられたそうです。

デジタルツールと手帳の併用

横島先生は、手帳だけでなく、デジタルツールとのハイブリッドで使用するメリットもお感じになられたそうです。もりすけへ記入し、それからデジタルツール(まなビジョン)への入力をされているそうです。

なぜすべてアナログ・デジタルだけにしないかというと、アナログ・デジタルのそれぞれの良さがあるからだとお話しいただきました。アナログな書く力はまとめる力につながると実感されているそうです。また、「手で書いたほうが記憶に残る」と生徒自身も納得して書いているそうです。

そしてデジタルは、データの蓄積や共有ができることが強みだとお感じになられているそうです。学年をまたいで蓄積したデータは、志望理由書や履歴書に活用できるそうです。また、生徒はICT機器を使いこなせることも必要であるとお感じになられていて、アナログとデジタルの両輪で使用する強みを実感されていました。

3年次の手帳指導

もりすけの運用で生徒の自己管理力が向上したので、3年次は「もりボ―」という掲示板に情報をはり、自分で情報を取捨選択することを始めたそうです。

また、生徒たちは面接練習やオープンキャンパス、会社説明会などにももりすけを持参し、メモをきちんと取るようになりました。会社見学会では、その生徒の姿勢に、企業からの評価も良かったそうです。

そうしていく中で、生徒たちが初対面の人の話しでも聞いてまとめられていると横島先生はお感じになられたそうです。生徒自身も、手帳を活用するようになってから『初めての人が相手でも話す内容の大切なところが分かるようになった』と話しているそうです。

3年間の生徒の成長と変容、取り組みのまとめ

12月現在での3年生の進路の途中経過なのですが、既に大学進学者が増えているそうです。また、4年制大学への進学が増加し、進学先はこれまでよりランクが上の大学が増えたと分析いただきました。地元の優良と言われている企業への内定も増加したそうです。

全体の学力の伸長については、GTZではC以上が22名増となったそうです。GTECもスコアがのび、奨励賞もいただけたそうです。

生徒の姿勢としては、手帳導入前に比べて、学ぶことへの前向きな姿勢があるとお感じになられているそうです。より上の企業や学校にチャレンジし、自己の可能性に挑戦する前向きな姿勢も見られるようになったそうです。

手帳を軸にしてそれぞれの活動を行ってきたことで、自己肯定感やチャレンジ精神が育ち、自信をつけて社会に出ていく姿を見ることができるとお話しいただきました。

おわりに

もりすけを活用してわかったことは、まず「教員の負担・ストレスを減らしてくれる」ということだそうです。そして、もりすけは生徒の自己管理能力育成に大いに役立ったそうです。生活態度に落ち着きが見られ、学力も伸び、希望以上の進路も実現できたとお伝えいただきました。

「もりすけに助けられた3年間でした。来年度の1年生はClassiも導入し、さらにパワーアップしていきたい」と熱い言葉で締めくくられ、研究会は大盛況で閉会いたしました。

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2022年 2月18日 開催
2022年 4月 5日 公開

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